Office Guriの諸橋直子です。今回は犬の健康を考えるにあたり役に立つおすすめ書籍を1冊ご紹介します。
テーマは「免疫学」。
細菌・ウイルスなどから体を守る仕組みを知っておこう
今回おすすめする書籍はこちらです。
コロナウイルスの影響で、書店に行くとウイルス関連の書籍コーナーが増えています。
ウイルスに関心を持つ人が、増えているんですね。
そのウイルスが体に侵入し、悪さをしないよう排除するように働きかけるのが「免疫」です。
そのため、犬の健康を守る上でもやはり「免疫学の知識」は役立ちます。
犬に多い病気は? | 感染症
犬も生きている以上、様々な病気にかかります。
例えば、ここで犬に多い疾患をみてみましょう。
アクサダイレクトの調査による、犬の医療保険請求額上位を占めている疾患は以下の2つです。
- 1位:外耳炎
- 2位:皮膚炎
参考:犬がかかりやすい病気は犬種・年齢でちがう?ランキングから分析!
https://www.axa-direct.co.jp/pet/pet-ms/detail/2701/
外耳炎の原因のひとつ | 感染症
外耳炎の原因は様々ですが、細菌感染、常在菌であるマラセチアの増殖などが原因になある場合があります。
外耳炎も立派な「感染症」なんですね。
皮膚炎の原因にもなる感染症
皮膚炎も多いトラブルです。こちらも原因は多岐に渡りますが
感染性皮膚疾患
と呼ばれる「感染」によるものも多くあります。
- 細菌性皮膚疾患(例:膿皮症)
- 真菌性皮膚疾患(例:マラセチア感染症)
犬を守る大切な「免疫」を知ろう
こんな風に、微生物…細菌やカビ、ウイルスなどによって犬も厄介な病気に悩まされるケースが多い。
本来であれば、犬の体に備わっている「異物を排除する働き」=「免疫機能」が働き細菌など排除してくれるはず。
でも、何らかの理由で防ぎきれない場合に、「感染症」という形で病気が起こります。
感染症に罹った場合、病院での治療を受けることはもちろんですが、その病気に対して、飼い主さんがしっかりと理解し、一緒に治療に参加することがとても大切です。
そのためには、犬の体を守る仕組み=「免疫学」への理解が大きな助けになります。
「そういう難しい話はちょっと…」
と思わずに、まずは初心者向けのわかりやすい書籍で、免疫学に触れてみませんか?
特に犬のアレルギーで悩む方にとって、免疫学はアレルギーへの理解を深める上で重要です。
オールカラーで字も大きめ、非常にわかりやすいこの書籍で、まずは基本を学んでみてくださいね。