犬の手作りご飯レシピ

手羽元の旨みが決め手 | 老犬の皮膚の健康維持に「手羽元煮込みごはん」

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犬の手作りごはんOffice Guriの「老犬のための手羽元煮込みごはん」をご紹介する記事です。

手羽元を使って骨付き肉の美味しい出汁を老犬に味わってもらいます。手羽元から出た美味しいスープを餅米にしみこませて美味しくいただきます。手羽元は旨み成分がたっぷりの部位。コラーゲンも豊富で老犬の皮膚の健康維持にも役立ちます。

今回の記事では手羽元を犬の手作りごはんに利用するメリットと、手羽元が栄養学的に優れている点をご紹介していきます。

手羽元を犬の手作りごはんに利用するメリット

1:手羽元は骨を取り除きやすい。そのため安全に犬に与えることができる

手羽元は手羽先と胸をつなぐ部分です。骨付き肉は骨から出る出汁の旨みを味わうことができる一方で、骨を食べてしまうと犬の消化器が傷つけられる危険性があります。そのため調理後に、完全に取り除いて与える必要があります。その点、手羽元は中心に大きな骨が1本あるだけです。この骨を取り除くことで、安心して犬に与えることができます。

手羽元と比較すると、手羽先は細かな骨が多い部位です。そのため骨を取り除くのには手間がかかります。取り残しなどの危険を避ける意味でも、手羽元の利用がおすすめです。

2:手頃な値段で骨の旨みを味わえる。

骨付きが美味しいといわれるのはなぜでしょうか?

その理由は、骨の中にある髄液です。髄液には旨みやコラーゲンがたっぷり含まれており、加熱によって染み出した髄液が肉を美味しくするといわれています。

骨付きもも肉やスペアリブなどと比較すると、手羽元は価格が手頃です。気軽に手作りごはんで、犬に骨付き肉の旨みを楽しんでもらうにはぴったりな部位といえるでしょう。

3:タンパク質、ビタミン類がバランスよく含まれ、栄養学的に優秀。

手羽元は可食部100gあたり175kcal、タンパク質18.2g、脂質12.8gです。糖質はゼロで含まれていません。ミネラルではカリウムが230mgと多めです。ビタミン類ではAが44μg、Kが39μg、ナイアシン6.9mg、ビオチン3.1μgが含まれます。

タンパク質は犬の皮膚や毛を健康に保つのに必須の栄養素です。脂質とビオチンも皮膚や毛、爪の健康維持に欠かせない成分です。老犬は特に意識して摂取したい成分が多く含まれているため、健康な犬はもちろん、老犬の皮膚を健やかに保ちたい場合に手羽元はおすすめです。

【材料】体重21kgの犬で2回分

・ごぼう:60g
・にんじん:30g
・モロッコいんげん:20g
・餅米:180cc個
・鶏手羽元:3本
・水:500
・ごま油:大さじ1
・ゆで卵:1回の食事につき1個をトッピング
・トマト:適量

【作り方】

・ごま油を圧力鍋で熱して、ごぼうとにんじんを炒める。
・手羽元を焼き付ける
・米を加えて軽く炒め、水を注ぐ。
・圧力鍋で15分加圧、火を止めて圧が下がるまで放置。
・圧が下がったらモロッコインゲンを加えて、余熱で火を通す
・全体が冷めたら、手羽元の骨を取り除く
・ゆで卵とトマトを乗せて、犬に与える

*犬の管理栄養士が、専門知識に基づきレシピおよび記事の作成を行っています。

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