Office Guriの諸橋直子です。
Office Guriでは「犬のための中医学アロマテラピー:オンライン学習講座」の募集を、2024年7月26日(金)18時より開始します。
中医学とアロマテラピー、両者のメリットをかけ合わせた「新しいホリスティックケア」として注目されている「中医学アロマテラピー」。
この「中医学アロマテラピー」を、犬にも安全に楽しんでもらう方法と知識を学習いただける講座です。
植物の力で愛犬の心と体をケアすることに興味のある方が対象です。
というわけで今回は「中医学アロマテラピー」ってそもそも何?という方向けに解説していこうと思います。
興味のある方はぜひ、読み進めていってくださいね。
中医学とアロマテラピー。共通するのは「植物の力」
中医学とアロマテラピー。
一見、無関係に見えるこの2つをつなぐキーワードは「植物」です。
「植物」は中医学では薬として、アロマテラピーでは精油として使われます。
実は中医学と通常のアロマテラピーでは、同じ植物が利用されることが実は珍しくありません。
たとえば生姜は中医学では「身体を温め、冷えを伴う痛みの改善や、消化機能促進効果」を持つ生薬として利用されます。
一方のアロマテラピーでは、生姜は「血行促進や加温効果」を持つ精油として用いられます。
この「植物」をキーワードに中医学とアロマテラピーを良いところを合わせたもの。
そんな新しいホリスティックケアが「中医学アロマテラピー」なのです。
愛犬に合わせたケアを実現する「中医学アロマテラピー」の特徴
中医学の考え方をベースにした「中医学アロマテラピー」は、愛犬の体質や体調、状態に合わせて精油を選び、健康増進、病気予防、ストレスケアに役立ちます。
では中医学の考え方をベースにするというのは、一般的なアロマテラピーとはどう違うのでしょうか?
「中医学アロマテラピー」の特徴は「中医学に基づいた、犬の体質や体調、不調の原因をベースにした精油選び」です。
例を挙げると、例えば「五臓説」に基づいた精油選びがそれです。
「五臓説」とは中医学の生理学の一つです。肝、心、脾、肺、腎の五つの臓器を「五臓」と呼びます。
そしてこの「五臓」がそれぞれの働きをまっとうし、正常に働いていると生物は健康に過ごせると考えます。逆にどこか一箇所でもバランスを崩したり、弱ってしまうとそれが病気の原因になると考えます。
犬の身体や心の不調をこの「五臓説」で考え、それに対応する精油を選び、健康増進や不調のケアに役立てる。これが「中医学アロマテラピー」の基本の考えです。
では具体的にはどういう感じなの?という方のために例を挙げてご紹介すると:
- 「ストレスをためがちでイライラ、怒りっぽい子には?」→ 情緒を安定させる「肝」の精油
- 「生まれつき胃腸が弱く、食が細い子には?」 → 心をゆったりとさせ、胃腸を元気にする「心」「脾」の精油
- 「睡眠が不安定な老犬には?」 → 精神を落ち着かせる「心」の精油
といった感じです。
いかがでしょうか?何となく、通常のアロマテラピーとはちょっと違うな?というイメージをつかんでいただけたのではないでしょうか。
中医学で犬の心と体の健康を考え、アロマの香りで愛犬を癒そう
というわけで、今回は簡単に「中医学アロマテラピー」ってこういうものだよ!というイメージを掴んでいただけるよう、ご紹介させていただきました。
次号のメールでは「こういういう愛犬の不調、中医学アロマではどう考えるの?」をテーマに、さらに具体的なお話をしていこうと思います。
「ストレスで体調を崩し胃腸症状が出やすいタイプの犬は、中医学アロマの視点でみると、どうケアするの?」
を次号のメールで深掘りしていきます。
ぜひ楽しみにしていてくださいね。
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