Office Guriの諸橋直子です。
今回は「獣医さんと円滑にコミュニケーションを取るために飼い主側は何を学べばいいか」をテーマにお話しします。
獣医さんとコミュニケーションを上手に取れるかどうか?が、治療の成果にも影響する話については前回このメルマガでも触れました。
犬の健康のために、獣医さんと良いコミュニケーションを取ろう! | コラム
犬の病気のこと。自分で理解し、自分で考え、そして決めよう。
大事なので少し復習も兼ねて書きます。獣医師とのコミュニケーションの良し悪しが、犬の治療にも影響します。
もちろんコミュニケーションがあまりうまくいかなくても、獣医師は、その時最善と思われる治療をしてくれます。
ただ、飼い主側の満足度はものすごく下がります。
「気になる症状をうまく伝えられなかった…」
「自分が愛犬の治療や薬について感じる不安について、自分から説明を求めることができなくて、モヤモヤが残る」
と言う具合に。
「飼い主側に未消化な不安や疑問」が残ったままだと、どうしても治療に対し、飼い主側は満足感を得られないことが多くなります。
そしてこれは、お互いに不幸です。
大事な犬のことです。飼い主さん側も、自分で理解し、考え、自分で決めたいですよね?あなた自身はこれについて、どう考えますか?
コミュニケーションは「お互いの歩み寄り」が大事
コミュニケーションは相互作用です。お互いの歩み寄りが大事です。
飼い主側も病気や犬の体に関する「知識」は学ぶべきでしょう。
獣医師側も、「知識の差」があることを理解した上で飼い主側がうまく言えない不安感なども感じ取った上で話ができるのが理想です。
まとめると:
- 犬の病気に立ち向かう、健康を守りたい
- だったら獣医さんとの「良い」コミュニケーションが大事
- お互いに歩み寄ろう
- 飼い主側はまず「知識」を学ぼう
になります。
じゃあ、何を学んだらいい?
犬の体について学ぶのであれば、、まずは体の6つの「系」を理解するのがスタートです。
この6つについて大まかに理解するだけで、動物病院での説明ぐっと分かりやすくなります。
- 循環器系(心臓、血管など)
- 呼吸器系(肺、気管支など)
- 消化器系(食道、胃、腸、肝臓、膵臓など)
- 泌尿器系(腎臓、膀胱など)
- 生殖器系(乳腺、子宮など)
- 内分泌系(甲状腺、副腎など)
そして、もし余力があれば
「血液検査」
「尿検査」
の目的と、代表的な数値の意味。
犬の体について学ぶのが初めての方、または「何となく知ってはいるけど、ところどころ虫食い穴のように知識が抜けているところがあり、全体としてはちゃんと理解できていないかも…」と言う方。
学ぶべきは
- 6つの系
- 血液検査・尿検査
です。
学ぶべき項目がこれではっきりしました。次回は「何をどこまで学べば良いか?=効率の良い学習方法」のお話をします。