こんにちは。Office Guriの諸橋直子です。
さて、前回の記事では、
「犬が病気になった際、慌てないためにも犬の体について知っておこう」
ということをお伝えしました。
「うーん、でもどうやって勉強したらいいの?犬の体について、教えてくれそうなところもないし」
そこで今回は、そういう方のために参考書籍を2冊、ご紹介しようと思います。
犬の体のこと、病気のこと、ちゃんと知ろう | 基本の参考書籍2冊
1:イヌ・ネコ家庭動物の医学大百科
日本獣医師会 会長(出版当時)を務める獣医師をはじめとする、そうそうたるメンバーが共同執筆したペットのための家庭の医学本。
よくある病気から、体の仕組み、検査数値の意味などが詳細に解説されています。個人的には、犬を飼う人は全員この本を持っていてもいいのでは?と考えています。
ただ、残念ながらこの本、もう絶版のようで、入手が難しくなってしまっています。ひょっとすると改訂版がまた出るかもしれませんが(この本も改定版で第二弾なので)出ないかもしれません。
良書で絶版になるものは結構多いです。そのため「良い!」と思った書籍は、個人的にはとりあえず買っておくことをおすすめしています。
これはメルマガ読者の皆さんにも、過去に何度かおすすめした書籍ですが、幸運にもすでにお持ちの方は、ぜひ大事にしてください。
犬の健康上でこまったこと、わからないことは、だいたいこの本を見れば出ています。そういう意味では、まさに辞書のようなもの。
2:目でみるからだのメカニズム 第2版
もし「イヌ・ネコ家庭動物の医学大百科」が入手不可能、という場合は、人間向けの本ですがこれを読んでおきましょう。
基本的な臓器の働き、血液検査の話などが出てきます。この本もこのメルマガでことあるごとに紹介しています。理由は、本当に良い本だからです。おすすめです。
生き物を育てるのに、最低限、その生き物の「体」の知識を持とう
私は生き物が好きです。
なので犬を家族にする際はもちろんですが、その他の生き物(カブトムシやクワガタなど)を飼う際にも、必ずその生き物のことを勉強します。
体の仕組みもそうですが、かかりやすい病気や対応方法についても念入りに調べます(虫も病気になります)。
あと、人間の子供を育てる際も、子供の体や病気については本を読んで勉強しました。
「子供って…同じ人間でしょう???」
と思われるかもしれませんが、例えば赤ん坊は、小さな大人とイコールではありません。
赤ちゃん特有の病気があったり、症状があったりします。
そういうのに気がつかないと、場合によっては命取り…というのは実際勉強してから知りました。やはり他者の命を預かる身としては、それが人間の子供でも、動物でもその体や病気について知るのは大事、ある意味義務である、と個人的には感じています。
犬でも昆虫でも赤ん坊でもそうですが、大人の人間のように、言葉で不調を伝えるわけにはいきません。
だからこそ、私たちが学ぶ必要がある。
犬の体のこと、病気のこと、病気になると犬はどんなサインを出す?
血液検査のこと、尿検査のこと、その結果は犬の体のどんな状態を表すのか?
犬は自分の健康について、自分で考えることはできません。代わりに考えるのは、飼い主の義務だと私は考えています。皆さんはどうお考えになりますか?
もしよろしければ、あなたご自身の取り組みや実際に気をつけていることなどを、この記事を読んだ後に振り返ってみていただけると嬉しいです。