こんにちは。Office Guriの諸橋直子です。日本アニマルウェルネス協会認定「ホリスティックケア・カウンセラー」、愛玩動物飼養管理士2級の有資格者です。
犬の手作りご飯歴15年になります。
今回は「食事からの犬の健康管理を考える場合、一体何を学び、どこに気をつければ良いのか?」について、3つのポイントで解説します。
3つの基本をおさえよう
- 栄養素基礎知識
- 栄養素の体内での動き「生理・代謝」
- 症状別「栄養の使い方」
食事の役割は、ただお腹をいっぱいにするだけではありません。
今食べたものが、1時間後には犬のエネルギーになっている。
1ヶ月後には、犬の骨や筋肉を作っている。
そう考えると、食事は本当に「健康な未来への投資」と言えます。
栄養に対して過敏になる必要はまったくありません。しかし、やはり犬に健康で長生きしてほしいな!という場合、「栄養素が犬の体にどう働きかけるか?」を無視することはできません。
我が家の15歳の犬の場合
我が家には15歳の誕生日を迎えた老犬がいます。
肝臓の薬を飲んでいる以外は元気です。
ただし、老化は確実に進んでいます。
まあ仕方がないことですよね。
でも「食事」を工夫することで、シニア期を少しでも快適に過ごす手助けになれば、という思いで我が家では食事を調整しています。
具体的には?
シニア期はどうしても筋肉が落ちがち
解決法としては運動と「良質のタンパク質摂取」をセットで摂取します。良質のタンパク質とは体内で、利用効率の良い物のこと。
具体的には脂身の少ない、アミノ酸スコアの高い肉をメインにすることです。
活性酸素の除去に役立つ「抗酸化ビタミン」を摂って細胞も守る
抗酸化作用のあるビタミンA・C・E(エースと覚える)を組み合わせて抗酸化作用の相乗効果を狙います。
ポイント:
パプリカ(赤)、にんじん、ブロッコリーなど抗酸化ビタミンの多い野菜を食べさせる。脂溶性ビタミン(この場合はA・E)は油と一緒に食べることで、吸収率が上がる。適度な油の摂取も忘れずに。
消化しやすい食事を中心に
最近、老化によるものか以前より消化能力が落ちてきたかも?という場面が増えてきました。
なので、消化に時間のかかる油脂類の量は少なめに。エネルギー源となる主食はおかゆ、うどんなど水分が多く消化しやすいものを中心に。
あなたは犬に、どうしてあげたいですか?
栄養素の体内での動きと、栄養素の体内での役割。
この2つを理解した上で、最終的に読者の皆さんが知りたいのは「我が家の犬の年齢、体調に合わせてどう食事をアレンジするか?」ではないでしょうか?
「体が少し弱ってきた老犬が、少しでの長く元気で楽しく過ごせるよう、何かしてあげたい」
「抜け毛・パサつきが気になる我が家の犬。食事からできることは何かないだろうか?」
「痩せているので体重を増やしたい」
「太り気味なので体重を減らしたい」
「がんの愛犬の闘病生活を食事面からサポートしたい。体力をつけたい」
こうした、あたな自身の愛犬が抱える個別の悩みをサポートできること。これが「栄養学」を学ぶ最終ゴールです。
このゴールのために学ぶべきは以下の3つです。
- 栄養素基礎知識
- 栄養素の体内での動き「生理・代謝」
- 症状別「栄養の使い方」
愛犬の栄養学を学びたい方へ
栄養学について学びたい方には、愛犬の手作りごはん「元気になる栄養学講座」をご用意しています。動画配信で学ぶインターネット講座です。
犬の体を作る「基本の栄養学」を是非学んでみてください。