Office Guriの諸橋直子です。さて先日Office Guriのメールマガジン「ぐり通信」にて
「お腹の調子が悪い時の犬ごはん」
について、読者の皆さんが知りたいこと、悩んでいることを教えてください!とアンケートへのご協力をお願いしていました。
これに対し、たくさんの方が回答してくださいました。ありがとうございます。そこで今回は、その結果を発表していきたいと思います。
お腹の調子が悪い時の犬の食事について、あなたが知りたいことは何ですか?結果発表
【1位】犬が「下痢」をした際に適した食事、レシピ
【2位】お腹の調子が悪い時に積極的に摂りたい栄養素や食材について知りたい
【3位】犬が「食欲不振」の際に適した食事、レシピ
上位3つは以上の結果となりました。
特に【1位】の「下痢」は他を大幅に引き離して、ダントツの【1位】でした。愛犬の「下痢」に悩んでいる方がとても多いんですね。
【3位】の食欲不振でも悩んでいる方が多かったです。
ここまでをまとめると
”愛犬の「下痢」や「食欲不振」で悩んでいる方が多く、これらのトラブルの際、解消を助けるような栄養素や食材を知りたい”
という方が多いようです。
4位以下は以下のようになりました。
【4位】犬が「便秘」をした際に適した食事、レシピ
【5位】市販のレトルト粥などを利用した、手軽なアレンジレシピが知りたい
【6位】お粥やスープなど、手作りごはんをベースにしたレシピが知りたい
以上が結果発表となります。ご協力くださった皆様、繰り返しになりますがありがとうございました。新講座の作成時に、この結果を参考にさせていただきます。
この結果を踏まえて、「下痢の時の優先的に摂取したい栄養素」についてのお話を今日は少ししようと思います。
犬が「下痢」をした時に、積極的に摂りたい栄養素とは?
犬が「下痢」をした時に、積極的に摂りたい栄養素をご紹介します。
その栄養素とは?答えは「水」。
「水」は普段、栄養素というイメージで語られることがあまり多くありませんが、栄養学の教科書ではりっぱな栄養素扱いです。
近年、気温上昇に伴う熱中症に注目が集まった影響で水分摂取の重要性が再認識されていますが、元々「水」は生命維持に欠かせない大事な栄養素です。
その「水」が下痢の際、多く失われます。
下痢は何らかの理由で、腸内の内容物を早めに外に出すために起こる現象です。そのため本来であれば大腸で再吸収され体内にとどまるべき水分が、下痢として大量に排泄されます。
なのでまず補うべきは水分。下痢の際はしっかりと水分を補ってあげることが重要なんですね。
ではどうするか?ですが、下痢の程度によって対応は異なります。
嘔吐などの症状がなく、下痢が軽度、犬も元気な場合は少量の水を与えて様子を見ます。その際、嘔吐が見られないかを確認しながら少しずつ量を増やしていくことが大切です。
もし下痢が長引く、下痢が重症になってきた場合などは、できるだけ早くかかりつけの動物病院を受診しましょう。
下痢は重篤な病気のサインであるケースもあり、原因も多岐に渡ります。少しでも不安を感じた場合、迷わず動物病院を受診してください。
「下痢」とひとくちにいっても、実はいろいろある
愛犬の「下痢」に悩まれている飼い主さんが多いという結果を踏まえてお話すると、「下痢」にも実はいろいろあります。
ストレスや食べたものが合わなかったと言った理由で起こる一時的な下痢から、体質による長く続く軟便。
ウイルス感染などによる激しい下痢で、早急に対応が必要なものなど、実に様々。
こうした「下痢」の種類について大まかでいいので知っておくといざという時、落ち着いて対応できます。
なので、「お腹の調子が悪い時の犬のごはん」をテーマにした講座では、この辺りのお話もした上でごはんについて学んでいただけるようにしていこうと考えています。
というわけで、今回はここまでです。それでは、また。