Office Guriの諸橋直子です。Office Guriでは
という講座を開講しています。そして初心者向け、と銘打った割にはわりあい高度なことをやっています。
なにが高度か?というと、初心者向けの知識を学習した上で
「こういう場合、あなたであればどういう食事を選択しますか?その根拠は何ですか?」
という「課題」を受講生の方に考えていただき、提出していただくからです。
つまり、確かに学習していただく「知識」は初心者向けなのですが、それを使って
「自分であれば、こういう状況で犬の食事について何を拠り所に選択するだろう?」
を、受講生の方ご自身で調べ、材料を集めて検討する、という作業をやっていただくわけです。
知識は一方的に受け取るだけだと「なるほど」で終わるのですが、それぞ使っていざ「自分ならどうする?」を考えるとなると、かなり大変です。
昨年11月にこの講座の1期生を募集し、だいたい月に1本ペースで、受講生の方から「課題」が提出されています。
それらを拝見し、最近思うことがあります。
今日はそれについて、書いていこうと思います。
犬の「食事」の選択肢:「手作りごはん」と「ペットフード」あなたはどっち?
「手作りごはん」は「ペットフード」の対極にあると思われがちです。
でも果たしてそうなんでしょうか?というのが、この講座を企画した、スタート時点にありました。
というのは、私はたまたま手作りごはんが楽しく感じられますし、犬にも合っていたので長くそれを続けています。
もちろん、それを補って尚、健康上のメリットや犬が喜ぶなど、得られるものが多いのでやっているわけですが、これを「大変だな」と感じる方も、もちろんいらっしゃるはずです。
手作りに興味あるんだけど、忙しいの毎日はちょっと無理、という方も多いでしょう。
そんな風に「手作りごはん」と一口にいっても
- 毎日100%手作り
という方もいれば
- 100%手作りに踏み切るにはまだちょっと自信がないので、時々手作り
- 興味はあるけど、手作りにまだ踏み切れない予備軍
という場合もあります。
むしろ実際のところ、手作りごはんには興味があるけれど、犬の食事は100%手作りではない方のほうが多いのでは?と最近は思います。
そして、犬の食事の実際というのは
「手作りごはん」と「ペットフード」あなたはどっち?
という風に、どちらか一方に決められるものでもありません。
犬の食事に何を選ぶか?は犬の体のコンディション、食の好み、飼い主さんのライフスタイルなど様々な要因が絡んできます。
なので、1種類に決める必要も当然ないですし、むしろ状況に合わせて自由に選べることの方が大切なのでは?と私自身は考えています。これについて、今この記事をお読みの皆さんは、どう考えるでしょうか?
「どっちもうまく使えば、いいじゃない」
私自身の考えを先にいうと
「ペットフードと手作りごはん、どっちもうまく使えばいいじゃない」
です。
別にどっちか1つに決める必要なんてありません。
ただ、ここで大事なのは
「手づくりごはんにしろ、ペットフードにしろ、その食事について十分知り、納得の上選択すること」
だと思います。
実際、冒頭でお話した
で受講生の方から送られてくる「課題」を拝見していると、皆さんそれぞれ手作りごはんとペットフードをうまく使い分けをされています。
それだけでなく、
「こういう理由で、犬がこういう状況のときはペットフード」
「でも犬がこういう場合は、手作りで対応する」
という風に、それぞれの特徴をきちんと理解された上で、状況に合わせて最適なものを、そのときそのときで選択されているんですよね。
つまり、
「手作りごはん」or「ペットフード」
という択一ではなく、どちらも柔軟に使いこなす「中間領域」に属する方が私が思っている以上にいらっしゃるのだなあ、と感心した次第です。
では、
「手作りごはん」と「ペットフード」
両方をうまく使いこなすにはどうしたらいいのでしょうか?
これについて、次号から数回に分けて解説していこうと思います。
「手作りごはんも興味あるし、良いペットフードを選ぶにはどうしたらいいか?もちゃんと知りたい」
という方は、是非楽しみにしていてください。