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老犬の栄養管理はどうすべき? | 犬の栄養学

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こんにちは、Office Guriの諸橋直子です。今回は「栄養学的な視点での、老犬の食事ケア」をテーマにお話ししていこうと思います。

老犬期のコンディションは犬によって様々

老犬期に犬の体派が必要とする栄養要求量は、他のライフステージとは大きく異なります。そのため、成犬期とはまた違う、老犬に合わせた食事・栄養管理が必要となります。

また、老犬期のコンディションは犬によって大きく異なります。犬のコンディションによって、食事内容を大きく映える必要があります。

体重が増加する場合

老犬期に入り運動量が低下、体重が増加する場合は食事のカロリー数は減らす必要があります

その一方で加齢に伴い、体がタンパク質を体内で合成し、筋肉を維持する力(タンパク同化作用)は低下します。

つまり、老犬期の減量は「ただ食事を減らせば良い」というわけではない、ということです。

アミノ酸スコアの高い、肉、魚、卵、豆腐など、利用効率の高いタンパク源の選択が老犬期にはますます重要になります。

老犬の減量はあ「低カロリーでも、低栄養にはならない食事」が求められるのです。適切な体重を維持するのは、老犬期を健康に過ごすため大切なことです。

食欲不振で食べる量が減り、痩せてきた場合

我が家には16歳のラブラドールの老犬がいます。最近、「食欲不振」ではないものの、1回に食べられる量が確実に減りました。以前と同じ量を与えると、吐いてしまう場合もあります。

体重も落ちてきているので、獣医師からも「もう少し体重を増やしましょう」と言われています。

そこで我が家で取っている方法は:

  • おやつにバナナ
  • 飲み物に牛乳

バナナ」は他の果物と比べると「糖質」を多く含みます。甘みも強く、我が家の犬は好んで食べます。朝晩の食事とは別に、間食として1回に1/3本程度を与えています。

この量と間隔も「我が家の犬の胃腸に負担がなく、無理なく食べられる」を
我が家の犬に合わせてアレンジした結果です。

牛乳」は水分補給を兼ねて与えています。「牛乳」は良質のタンパク源、カルシウム源でもあります。「飲み物」なので胃を通過するまでの時間も短くて済みます。

「牛乳」は学校給食でも出されていることから明らかなように、栄養のバランスが良く「準完全栄養食品」の別名で呼ばれるほどです。

「1度にたくさん食べられない、そして痩せてきた」という場合、まずは病気を疑い動物病院で検査を受けることが必要です。我が家の場合は病気ではなかったため、自宅で食事を工夫することで対応しています。

栄養についての「根拠に基づいた判断」が大切

「老犬 食事」と検索すると、様々な情報が出てきます。でも、目の前の愛犬に「ぴったりな食事」の情報はおそらく出てこないでしょう。

大事なので繰り返しますが、犬のコンディションは1匹1匹違います。そのため、「我が家の犬にとっての最適な食事」は飼い主が試行錯誤しながら考えるしかありせん。

それには、根拠に基づいた判断が大切です。ブログで読んだ、誰かの家の老犬の食事がそのままあなたの愛犬に最適だとは、限らないのです。

栄養学」の知識は、根拠に基づいた、バランスの取れた判断の助けになります。犬の食事について、適切な判断ができるようになりたい、という方は「栄養学」の基礎を学んでみてください。

Office Guriでは『犬の栄養学を基礎から学ぶ:オンライン学習講座』を開講しています。講義の動画配信を見ながら、自宅で学ぶ通信教育講座です。興味のある方はぜひ、こちらからご参加ください。

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