Office Guriの諸橋直子です。今回は犬に関わる「人間」についてのトピックをお届けします。「犬を飼っている人は、それ以外のペットの飼い主よりも健康度が高かった」というお話です。
犬の飼い主は犬を飼っていない人と比べて、全体的に健康レベルが高い(食事、運動など)
きっかけとなった記事はこちらです。
犬の飼育と心臓血管の健康:
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/31485564/
ヨーロッパで行われたコホート研究で、1769人を対象にペットの飼育、特に犬の飼育と心血管疾患と心血管の健康の関連を調べたものです。
ちなみにコホート研究というのは、あるグループを継続して追跡調査し、健康状態などを調べる研究を指します。
ここでは1769人の人たちを対象に、
- ペットを飼っている人たち
- ペットを飼っていない人たち
- ペット飼っている人たちの中で犬を飼っている人たち
- 犬以外のペットを飼っている人たち
を比較してみた、ということですね。
その結果ペットの飼い主、特に犬の飼い主は身体活動、食事、血糖値が理想的なレベルであり、喫煙のレベルが低いことがわかりました。
私たち犬の飼い主は普段、犬の健康をあれこれと考えていますがふと自分たちに目を転じると、犬と暮らしていることで自分たちも健康になっていた!?という面白い状況になっていることになります。
個人的に「これはとても興味深いなあ」と感じたため今回取り上げた次第です。
ではなぜ、犬を飼っているとその人の健康度が上がるのでしょうか?
個人的な経験から、考えていこうと思います。
犬と暮らしていると、確かに運動量は増えるよね、という話
犬には散歩が付きものです。特に犬が若いうちは、犬の方がどんどん歩きたがるものです。
老犬期に入ったら入ったで、犬を少しでも健康でいさせようと飼い主が頑張って散歩に連れ出します。
よく老犬が抱っこされて散歩しているのを見かけます。足腰が弱っても外の空気が大好きという子もいますから、飼い主さんが抱っこで連れ出すのはとても良いことだと思います。
犬は嬉しいし、飼い主さんは犬のための散歩が結局自分の運動にもなっているわけです。これは飼い主さんの健康にも貢献していますよね。
我が家では最近、家族がダイエットを始めました。その影響で夜、我が家の犬たちは長めの散歩に連れ出される機会が増えました。
運動のお供に犬ほど最適な連れ合いもいません。私も過去、6キロほど減量した際はまだ子犬だったニコに付き合ってもらってひたすら歩きました。
犬と暮らすと散歩で運動量が増えるのは自明の理ですが、人間が「運動しよう!」と意気込んでいるときに気持ちよく付き合ってくれるのもまた犬です。
そういう意味で犬とはとてもありがたい存在であり、仲間ともいえますね。
犬を飼うと、食事や栄養に対しても関心が高まる人も多い
犬の健康を考える際、食事や栄養に興味を持つ方は多いです。ペットフードの成分について勉強したり、手作りごはんに関心を持って作り始める人がいるのはそのためです。
実際にこのメルマガの読者の皆さんは犬の食事に関心を持つ方が多いです。手作りごはんを作っている人の比率も高いです。
私自身犬の食事や栄養についての講座を運営して長いですが、よくいわれるのが
「犬の食事について勉強をしてみたおかげで、自分の食事の栄養にも詳しくなり、ダイエットできました」
という感想です。
犬に手作りごはんをつくってあげよう、と思う時点でもともとその方ご自身が料理が得意だったり栄養への関心が高かったりするのですが、そこに栄養学の知識をプラスすることでご自身のダイエットに役立つんですね。
犬をきっかけに食事や栄養について学び、結果、自分自身の健康度も増すというのは、割とあり得る話だと思います。
様々な恩恵をもたらしてくれる犬たちに、できるだけ長く、元気で楽しい毎日を
というわけで、すごく乱暴にまとめると
「犬は飼ってるだけで人間に健康をもたらすありがたい存在」
といえます。
そんな犬たちにできるだけ長く、元気で毎日楽しく過ごしてほしい、と思うのが飼い主というもの。
なのでOffice Guriではこれからも、犬の健康を守るのに役立つ知識をお届けする各種講座を作っていきたいと思っています。
メルマガでも犬の健康作りに役立つ情報を配信していきますので、今後もこのメルマガを楽しんでいただけると嬉しいです。
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