こんにちは、Office Guriの諸橋直子です。今回は「夏は犬の皮膚病が増えるって本当?」をテーマにお話ししていきます。
「夏は犬の皮膚病が増えるって本当?」3月~8月に増加傾向というデータがあります。
「毎年、犬の皮膚病が夏になると悪化するような気がする…」
皮膚トラブルを抱える犬の飼い主さんで、このように感じていらっしゃる方がいます。実はこの感覚、多くの方が抱えるものです。
ペット保険 | アニコム損害保険株式会社の2011年の調査によると、『犬の皮膚疾患による通院が、気温の上がる3月頃から増加し、7月のピークに向かって徐々に上昇する』という結果が報告されています。
出典 | 犬の皮膚疾患、3月から増加し梅雨明けの7月が通院のピークに! , アニコム損害保険株式会社, 2011, https://www.anicom-page.com/hakusho/statistics/pdf/20110603.pdf
また、原因については
『夏場は、気温・湿度の上昇に伴い、皮膚や被毛が蒸れやすく汚れや皮脂がたまりやすくなること、また、細菌も繁殖しやすい環境となることから、犬では膿皮症(皮膚の細菌感染)の発症が特に増加します(アニコム)』
と述べています。
多くの飼い主さんが「どうも夏は、皮膚病が悪化する気がする」と感じていることは、実は他の多くの人たちも同じことで困っている、と言えるでしょう。
「なぜ、夏場は犬の皮膚トラブルが増えるの?」原因は「高温多湿」
毎年、各地の最高気温が話題になりますが、日本の平均気温は実際に、「上昇傾向」にあります。
以前と比べて夏、暑さが増してない?!と感じている方は、その感覚は正しい、ということになります。
高温、高い湿度は、犬の皮膚を蒸れやすくし、細菌などが繁殖しやすい環境を作ります。こうしたことが、犬の皮膚病が夏に増える原因、と考えられています。
夏の犬の皮膚トラブル。対策は?
病院で適切な処置をしてもらうことが第一原則。
その上で、自宅では
- 適切なブラッシング
- 適度なシャンプー
の2つが予防のカギとなります。
ブラッシングで皮膚への風通しを良くし、シャンプーで皮脂や汚れを適度に落とすこと。
この2つが、基本的で大切な対策です。
ぜひ愛犬の皮膚の健康を守るために『ブラッシング+シャンプー』を上手に活用してくださいね。