Office Guriの諸橋直子です。気温が上昇し、桜の開花情報を目にする機会も増えました。春の訪れは楽しいものですが、同時に犬たちにとっては「蚊・マダニ対策」シーズンの始まりでもあります。
というわけで今回のテーマは「虫よけ」です。
虫たちも室内で越冬していて活動を始めてる!
このメルマガは北海道は札幌市から発信しており、札幌はまだ雪です。
庭にも雪がまだどっさり残っていますし犬たちも毎日、雪山を登って活動しています。
一方で、日本南部のエリアにお住まいの方からは
「もう蚊が室内で活動をはじめました!」
というコメントをインスタにいただきました。もう虫の活動シーズンは始まっているんですね。
最近では、室内でひっそりと越冬し、暖かくなると同時に活動を始める虫の話もよく聞きます。暖かくて居心地の良い、人間の家を利用しているんですね。
そして蚊の姿が現れ始めたら、フィラリア投薬シーズン開始です。
忘れてはいけないマダニ対策
蚊のシーズンスタート=マダニの季節、でもあります。
マダニは犬の血を吸ってぷっくり膨れるのが本当に気持ち悪いです。
(うちの犬の血をそんなにたくさん吸わないで…)
実は私自身、犬を飼い始めたばかりの初心者の頃は
まだマダニがどこに住んでいるか?をよく理解できておらず
時々マダニをもらってきては、ぎゃーーーーーー!と慌てる、を繰り返していました。
今ではマダニの生息エリアもアバアウトに把握していますし
マダニ対策もしっかりやっているので
困ったことにはほぼなりません。
一方で、マダニに噛まれるとヒトも場合によっては死亡してしまうケースがあります。
マダニの感染症「重症熱性血小板減少症候群(SFTS)」に注意しましょう!! | 広島県
https://www.pref.hiroshima.lg.jp/site/hcdc/sfts-yobou.html
このように、マダニはあなどれないのです。
個人的には蚊と比べると、より警戒すべきはマダニと考えています。
実際マダニが多い地域に住んでいるため、これからのシーズンは結構気を使いながらの散歩になります。
マダニが厄介なのは、各種病原体を運びこむこと。マダニに刺されるだけで、犬もヒトも病気になる可能性があります。これは本当に大事なので、ぜひ覚えておいてください。
予防対策と駆除対策、同時にしっかりやっておこう
蚊とマダニから犬を守るには
- 予防対策(刺されない、噛まれない)
- 駆除対策(万一フィラリア症に感染した、ダニに噛まれてもすぐ駆除する)
の2本立て対策が必要です。
では具体的にどうしたらいいのか?
次号のメールでは、「動物病院で処方される、各種駆除薬」について解説します。
駆除薬の役割をしっかり理解できると、蚊・マダニ対策をより隙なく、徹底して行うことができます。
というわけで、是非次号の記事も楽しみお待ちください。