Office Guriの諸橋直子です。今回は
「冬におすすめ、犬に使える薬膳食材」
をご紹介します。
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体を温め元気づける食材「肉」
犬のごはんといえばお肉を真っ先にイメージされる方が多いと思います。肉は重要なタンパク源であり、脂質の供給源でもあります。
さてそんなお肉の中でも「体を温め元気づける」効果があると薬膳で考えられているのが以下の3つです。
- 羊肉
- 鶏肉
- 鹿肉
鶏肉以外ちょっと馴染みがないお肉かもしれませんが、羊の肉は体を温める作用が強い食材として冬薬膳ではよく利用されます。
鹿肉については北海道のスーパーでは「エゾ鹿肉」が売られているスーパーもあるので、我が家ではそちらを利用しています。
そしてもっとも身近なのが「鶏肉」。価格も手頃で部位によって脂肪の多い、少ないを選べるのでカロリーコントロールも容易です。
また「鶏肉」は肉質が柔らかく年齢を問わず食べやすい、消化がしやすい点もメリットです。お腹を温め体を元気付ける食材として位置付けられるので寒さで元気がない、疲れやすいときにもおすすめです。
特に老犬には適した食材です。鶏粥や煮込み料理にして、柔らかく、スープごと食べられるメニューだと水分もたっぷり取れます。
鶏肉の栄養学的な解説をこちらにまとめてあります。
冬の乾燥から身を守る、体を潤す食材たち
そしてもうひとつ冬で気をつけたいのが「乾燥」です。
「乾燥」は犬の肌や毛に影響を与えるだけでなく、呼吸器系トラブルの原因にもなるため厄介です。
加湿器の適切な利用など環境面での配慮はもちろんですが、食事からも体の潤いを守れるよう、食材を選んで行くことがポイントです。
というわけで、薬膳で使用する冬の乾燥から身を守る、体を潤す食材には以下のようなものがあります。
- りんご
- なし
- いちご
- 豆腐
- 黒豆
- ごま
- はちみつ
「りんご」は今時期、たくさんスーパーに並びます。おやつとして食べさせるのも良いですね。胃腸の不調を整えてくれるほか、体を潤す作用のある果物として薬膳では使用されます。
「豆腐」も体を潤す食材のひとつで空咳、口の渇きに良いとされています。スープや炒め物など、さまざまな料理で犬に食べさせることができます。
「はちみつ」も冬に使われる薬膳食材の代表です。肌の乾燥によく咳を鎮めるとされています。乾燥する季節に潤いを与える飲み物としてよく利用されます。すりおろしたりんごに、はちみつを少量加えたおやつがおすすめです。ヨーグルトに加えても良いでしょう。
身近な薬膳食材を利用して、冬に備えよう
というわけで冬におすすめ身近な薬膳食材をご紹介しました。ぜひ手作りごはんに使ってみてください。
また「犬のための冬薬膳講座」を現在準備中です。こちらではたくさんの薬膳食材をご紹介すると同時に初心者の方でも基礎から薬膳を学べる内容になっています。
興味のある方はぜひ楽しみにお待ちくださいね。講座の最新情報はメルマガへご登録いただくと確実に受け取っていただけます。
犬の薬膳初心者ガイド:犬の薬膳が初めての方向けに情報をまとめてあります。
https://yakuzen.officeguri.com/
手作りごはん初心者の方はこちらも参考にしてください:
https://dog-lifenow.info/