Office Guriの諸橋直子です。
今回から「犬の冬薬膳」をテーマにお届けします。
このメルマガには「犬に手作りごはんを食べさせている」という読者の方が多くいらっしゃいます。
我が家も手作りごはんとフードを必要に応じて使い分けています。
手作りごはんを犬に与える際は量や食べさせてはいけないもの、初歩の栄養学など最低限の基礎知識が必要ですが、そこを押さえてしまえばメニューや中身は様々なバリエーションを楽しめます。
その中でも特に根強い人気なのが
「犬の薬膳」。
「???犬に薬膳なんてできるのですか???」
とびっくりしている方もいると思うので今回は「薬膳に対する初歩的な解説」から始めていこうと思います。
「薬膳ってそもそも何?薬なの??」
薬膳はというと難しいイメージがあるかもしれませんが、実際には日常生活で簡単に取り入れられるものです。
「スーパーで入手可能な身近な食材で作るの薬膳」
薬膳は中国古典医学の食事療法です。その基本は
「体質や体調、季節に合わせて食材を選び、食べる」
というもの。
例えば「寒くなってきて風邪が流行っているから、生姜をたっぷり入れた熱々のスープを飲もう」という風に私たちは普段、ごく自然に薬膳を実践しています。
薬膳で生姜は、身体を温め寒さから守る働きを持つ食材に分類されています。
こんな風に普段口にする食材に様々な薬効があり、それを食事を通して取り入れるのが薬膳の基本です。
この考え方を犬の手作りごはんに応用したのが「犬の薬膳ごはん」です。
季節に合わせた犬の薬膳ごはん
薬膳ごはんを作る際、体質や体調に合わせるやり方もありますが「初めて薬膳ごはんを作ってみる」という初心者の方は
「季節に合わせた薬膳ごはん」
がおすすめです。
薬膳では季節を5つに分けて考えます。そのため四季ではなく「五季」となり、冬は立冬から大寒までの約2ヶ月半を指します。
現在の暦で言うと11月から翌年1月の半ばくらいの時期になります。
この期間を薬膳では「冬」と捉え、
- 冬の体調不良防止の食材
- 冬にエネルギーを養い、身体を元気にする食材
を食べることを勧めています。
では具体的にはどんな食材が体調不良の防止になったり身体を元気にしてくれるのでしょうか?
これについて、次号以降解説していこうと思います。
興味のある方は楽しみにしていてくださいね。
犬の薬膳初心者ガイド:犬の薬膳が初めての方向けに情報をまとめてあります。
https://yakuzen.officeguri.com/
手作りごはん初心者の方はこちらも参考にしてください:
手作りごはん初心者ガイド
https://dog-lifenow.info/