この記事では「ノミ」による犬のアレルギー性皮膚炎について解説します。
他の犬のよくある皮膚病についてはこちらの記事にまとめています。参考にしてください。
ノミアレルギー性皮膚炎
ノミに対するアレルギーで起こります。ノミに寄生されることで皮膚が赤く、ブツブツができます。かゆみがあり、犬が舐めたり、引っ掻くことで悪化します。
ノミの活動時期
ノミは暖かい環境を好み、冬は活動しない傾向にあります。ノミの活動時期は1〜3月を除いた通年で、特に7~9月に活発になります。この時期にノミアレルギー性皮膚炎を発症する犬が多く見られます。
ノミは卵から20日前後で成虫になり、犬の皮膚から血を吸います。
ノミに寄生された場合、犬の体から駆除するのはもちろんですが、犬の生活空間に落とされた卵も駆除する必要があり、駆除剤を使用するのが一般的です。駆除については獣医師とよく相談して行ってください。
治療
副腎皮質ホルモンの投与で改善します。薬の投与で改善しやすい病気ですが、犬の生活空間にノミがいれば、再発します。徹底したノミの駆除が大切です。