Office Guriの諸橋直子です。
気温が高い毎日が続き、体調管理が大変な季節です。水分補給や温度管理で乗り切っていきたいですね。
というわけで、ここのところ続けていた「勝手にランキングシリーズ」、今回は
「犬におすすめ、勝手に果物ランキング」
をご紹介します。
【これまでの勝手にランキングシリーズはこちら】
犬に美味しく安全に果物を食べてもらうために
夏はフルーツも美味しい季節です。水分と糖質を多く含む果物は、夏の水分とエネルギー補給に最適です。
と、その前に「犬に与えてはいけない果物」も、あるので要注意です。
人間にとっては有益でも犬が中毒症状を起こすものもあったり、種に毒性があり飲み込むと危険な場合や種が物理的に腸に詰まるなど、リスクがあることも知っておいた方が良いでしょう。
こうした注意点を知った上で、犬に食べさせても大丈夫な果物を上手に活用し夏の健康管理に活かしていただければと考えおすすめの果物ベスト3を今回はご紹介します。
*ただし、これらの果物にアレルギーがある場合は与えないでください。
*腎臓病、心臓病を患っている犬の場合、カリウムを多く含む果物は禁忌です。疾患がある場合、与える食べ物についてはかかりつけの獣医師の指示にしたがってください。
3位:メロン
甘くてジューシーな果肉と香りが人気のメロン。夏になると様々なメロンが登場します。
メロンには赤肉と青肉があります。赤肉の色を作るのはβ-カロテン。にんじんのオレンジ色を作るあの色素ですが、β-カロテンは抗酸化力が高い物質でもあります。
またβ-カロテンは、犬の体内で必要に応じてビタミンAに変換され利用されます。ビタミンAは犬の目や皮膚の健康維持に欠かせない、大事なビタミンです。粘膜を正常に保ち、感染症から犬を守る効果も期待できるのでおやつわがりに食べるメロンから摂取できるなら嬉しいところ。
犬に与える際は皮と種を取り除き、果肉部分を与えるようにしましょう。
*カリウムを多く含むため、腎臓病、心臓病の犬には与えないでください。
β-カロテンやビタミンAについてくわしく知りたい方は、こちらの記事も併せて参考にしてください。
2位:ブルーベリー
夏はブルーベリーが旬を迎える季節でもあります。紫色の色素が鮮やかで見た目も美しいブルーベリーは、抗酸化作用を持つアントシアニンやビタミンEが豊富です。
また食物繊維を多く含むため、犬の便秘解消や腸内環境改善の効果も期待できます。
注意点としては意外とカロリーが高いところ。100gあたり48kcalあります。そのため肥満気味、糖尿病の犬は注意が必要です。
ブルーベリーは自宅の庭に植えて、収穫を楽しむという方も多いです。自家製のブルーベリーにヨーグルトを添えると、りっぱな犬のおやつになります。
なお、与える場合は生のブルーベリーに限定しましょう。ドライフルーツやジャムなどの加工品は糖分その他の調味料などが添加されていて、高カロリーです。
1位:スイカ
Office Guriのおすすめ1位は水分がたっぷりでやさしい甘みの「スイカ」です。
100gあたり41kcal、水分は89.6gと約9割が水分です。スイカもそこそこカロリーがあるので食べ過ぎ注意です。
一方食欲のない犬におやつ代わりに食べさせることで、エネルギーと水分を同時に補給できるところは強みです。
種と皮をしっかり取り除き、赤くて美味しい果肉部分をぜひ食べさせてあげてください。
尚、スイカもカリウムが多い果物なので腎臓病、心臓病の犬には与えないでください。
果物で「季節」を犬と楽しもう
夏は様々な果物が出回ります。スイカやメロンのように「これぞ夏!」といった季節を感じられる果物を犬と一緒に楽しむのも、夏のイベントとしておすすめです。
また暑さで食欲の落ちた犬でも、とりあえず果物であれば食べる気を起こす、という場合はエネルギー補給になる果物がとても便利。
ぜひ果物の特性を知って上手に活用してみてください。
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