こんにちは。Office Guriの諸橋直子です。日本アニマルウェルネス協会認定 | ホリスティックケア・カウンセラーの有資格者です。
さて、今回は「手作りごはん初心者ほど、基礎知識を固めてから作り始めましょう」と言う話をしていきます。
今はネットで検索すると、手軽な犬のごはんレシピ情報はすぐに手に入れられます。そう言うレシピはもちろん役立つものです。
しかし、活用する飼い主側にしっかりとした「犬の食事の基礎知識」がある上で活用できているか?と言うのが大事なポイント。
誤った情報、間違った知識による食事は、長期間に及ぶと犬の健康を害する場合があります。
犬の手作りごはんに興味をもった初心者の方こそ、最初に基礎知識を学ぶことが大事。この記事では、食事に関する間違いを回避し、不安を減らすために何を最初に学ぶべきか?を解説します。
手作りごはんの情報収集、あなたはどうしてる?
犬に手作りごはんを作ってみよう!と思い立った人がまず行うのが「情報収集」。
方法はいろいろあります。講習会に参加する、雑誌や書籍の情報を調べてみる、ネット検索。
最も手軽なのはネットでの検索です。
実際に私が運営するサイト:
犬の手作りごはんを学ぶ | 犬ごはんLife
https://dog-lifenow.info/
には、毎日多くの方が検索エンジン経由で情報を求めてやってきます。
一方で「手作りごはん」自体はペットの食事全体からみると実は少数。
一般社団法人 ペットフード協会が行った2018年の調査によると、手作りのペット用食事を与えている犬の飼い主は 全体の12.4% に過ぎません。
参考:一般社団法人 ペットフード協会
平成30年(2018年)全国犬猫飼育実態調査 結果
https://petfood.or.jp/topics/img/181225.pdf
手作りごはんは少数派。なので講習会に参加したくても数自体が少ない、書籍も出ているが種類がものすごく多いわけではなく情報は限られている。
そんな中、情報収集のメインは「ネット」である。それが犬の手作りごはん初心者の現状です。
ネットの情報は断片的である
ここで注意したいのは「ネットの情報は断片的である」ということ。
確かに調べると「簡単レシピ」「初心者におすすめメニュー」などが出てきます。
じゃあそれをみて、まずは作ってみよう!でいいのか?というと、そこは微妙なところです。
何故なら、犬は人間とは異なる動物だからです。
人が食べても大丈夫なものでも、犬はダメな場合もある。適切な量や、犬の消化に適した調理法をどう選択する?味付けは要る、要らない?など、実は抑えておくべき基本事項は意外と多い。
私たちは普段、自分たちの食事を作って食べています。そのため、その延長でつい、犬の食事を考えがちです。しかし犬と人間は、生活を共にし家族ではあるものの、やはり「種」が違います。
「種」が違えば、適切な食事も違う。
手作りごはん初心者が、まず知っておくべきはこの部分です。
種の違いを踏まえた上で考える「手作りごはんって何?」
ここで大事な言葉の定義をしておきましょう。
そもそも「犬の手作りごはんとは?」
- 飼い主が自宅で、犬専用に調理する食事
- 材料は肉・魚・野菜など人間用の食材を利用する
ポイントは「犬専用の食事」であること。
味付けは不要ですし、衣をつけて揚げるといった高カロリーな調理法も向きません。
シンプルに、素材を
- 焼く
- 煮る
- 炒める
- 生で食べられる物は生で
という方法で調理する。
これが基本です。
その際、「犬に食べさせてはいけない食べ物」を除外することも大切。
犬に合わせた食材選びの時点で、すでに「犬の食事のための基礎知識」は必要とされている、ということです。
作ってみる前に、基本の知識を固めよう
犬の手づくりごはんは、作ること自体は簡単です。犬も喜んで食べますし、その姿をみる飼い主さんの喜びも大きい。
ただし、「食=健康」との結びつきは深いです。その大事な食事を作る上で、最低限知っておくべき「基礎知識」は抑えておきたいところ。
家を建てるには土台と設計図が必要です。ならしていない石ころだらけの土地に、いきなり設計図もなしに家を建て始める人はいません。
犬の手作りごはんも同じこと。
まずは犬の食事についての基礎知識を固めましょう。
初心者の方は、以下の3つの項目についてまずは学習してください。
自己流の手作りごはんでも、問題なくうまくやっていける場合も多いです。
しかしながら飼い主さん自身が
「本当にこれで大丈夫なのかな」
「栄養バランスに問題はない?」
「老犬になった今、若い頃と同じ食事で大丈夫?」
と後になって悩むケースがあります。
そうした不安や悩みを抱えないためにも、手作りごはんは「基礎知識」が大切。初心者の方こそ、スタート時にしっかり基礎を学ぶことをおすすめします。