Office Guriの諸橋直子です。
1月7日は七草粥の日!ということで、今回は犬のための七草動画をご紹介します。フリーズドライで手軽に作ることができるので、興味のある方はぜひ作ってみてくださいね。
というわけで、今日は「お粥の話」。
「お粥はここがすごい!」あれこれ
個人的な話で恐縮ですが、私はお粥が大好きです!
お粥=病気の時の食べ物
というイメージが何となくあります。
さすがに最近では海鮮粥や卵粥など「食べるお粥」(まあもともとお粥は食べものですが)食事として成立するメニューとしての見方が増えてきましたが、それでもなお
「体調不良時に食べるものであって、通常の食事にはちょっと」
という扱いなことが多いです。
一方で、おかゆの本場中国には多種多様なお粥があります。中国ではお粥もあくまで主食メニューの一部。炊いたごはんや麺類のように、さまざまなバリエーションや味付けで楽しむ立派な食事です。
かくいう私もお粥が大好きで、お粥レシピの本をせっせと集めては作って食べています。
お粥の何が良いかというと、まずあっさりとした食べやすさ。入れる具材やどんなスープで炊くか?によって風味もガラリと変わります。
あっさりしたお粥にあっさりとしたキノコや海藻を合わせても良いし、逆にベーコンや肉そぼろなどボリュームのあるおかずをトッピングしても美味しい。
水分もたっぷり取れますし、消化がよいので胃にもたれません。
そこから発展して「これは我が家の老犬たちにも良いのでは?」と考え、犬たちにもよくお粥を作るようになりました。
骨付き肉と一緒に炊けば、骨の出汁が染み込んだ犬が喜ぶ美味しいお粥になります。(そして骨は出汁をとったら必ず取り除く。誤食事故防止のためです)
小豆と一緒に煮込んだ小豆粥は、ほこほことしたデンプン質がほんのり甘いお粥になります。そこに卵やきゅうりなどをトッピングすれば、立派な犬のごはんになります。
お粥に使用する穀類も通常の白米のほかにもち米やオートミール、雑穀や黒米をプラスするなどバリエーションも楽しめます。
作って楽しい、食べて美味しい、具材やトッピングで栄養バランスもとりやすい。お粥はそんな犬と人にとって優しく体に良いメニューの一つなのです。
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「新装版 美味しい、おかゆ」
犬にとっての「お粥」のメリット
さてそんなおいしいお粥ですが、もちろん犬にとっても大きなメリットがあります。
水分の多さ
多めの水で炊き上げるお粥は水分をたっぷり含みます。そのため、お粥を食べるだけで水分補給になります。
これが、あまり水を飲まないタイプの犬さんにはうってつけです。鶏だしや魚のだしなど旨みをたっぷり含んだお粥を食事にするのは水を食べているようなもの。尿量も増え膀胱炎や尿結石の予防にも一役買います。
食べやすさ
お粥は適度なとろみがあり、これが老犬の食事にぴったりです。とろみは米と水分の量で調節できるので、犬の状態によって食べやすいとろみにしてあげられるのが最大のメリット。
舌や喉の筋肉の衰えは、加齢に伴いどうしても避けられません。さらさらとした液状のものは老犬には食べにくく、大量にお皿の外に撒き散らしてしまったりむせる原因にもなります。
その点お粥は適度なとろみでお米や具材をうまく巻き込んみます。老犬の舌でもすくいやすく、誤飲のリスクも減らせます。
胃腸への負担の軽さ
糖質であるお米に水を加えてやわらかくにたお粥は消化がしやすく、胃腸への負担が少ない食事です。(だから病気の時にも重宝するわけですが)
そのため胃腸があまり丈夫でない犬さんや、病気の回復期には特におすすめです。
もちろん健康な犬たちにも美味しく食べてもらえるメニューなので、全世代の犬たちの普段のごはんとしてもおすすめです。
胃腸が弱い犬に良いメニューは、当然ですが健康な犬たちにも優しいです。
我が家では犬たちが普段からお粥メニューを食べているので、興味のある方は下記の動画も参考にしてみてください。
元気な時も、体調不良のときも。やさしくよりそう「お粥」を知っていただけると嬉しい
というわけで今日は「お粥」をテーマにお送りしました。
実は昨年我が家の老犬、カンナが体調を崩した時も
Office Guri「犬用にお粥作ってブレンダーでペースト状にしたのあるんですが、それでいいですかね」
獣医師の先生「いいと思います!(力強く)」
というやりとりをしたばかりなんですよね。
お粥は健康な時も、調子がわるい時も犬の味方になってくれる優しい食事です。
この記事をきっかけに「犬のためのお粥」を知っていただけると、とても嬉しいです。