Office Guriの諸橋直子です。今回も「老犬の食事と健康」についてお届けしていきます。
過去記事はこちら:
「老犬がごはんを食べない問題」をどう考える? | 犬の食事
「老犬がごはんを食べない問題」どう考える?(2)| 犬の食事
「老犬がごはんを食べない問題」どう考える?(3)| 犬の食事
今回は「喉や顎の筋肉の老化」による食欲低下とその対応方法について、皆さんと一緒に考えて行こうと思います。
「喉や顎の筋肉の老化」は「食べにくさ」に直結する
私自身が犬の「喉や顎の筋肉の老化」に気づいたのは食べ方の変化でした。
我が家では、スープごはんが登場することが多いのですが、サラサラスープ+米粒だと、最近やたらと米粒が周りに飛ぶな…と感じたのがきっかけです。
そこで調べてみると、人間の場合でも老化により飲み込む力が低下すると、液体状のサラサラしたものは飲み込みにくくなることがわかりました。
また、飲み込む力が弱いと誤って食べ物が気管に入り、むせてしまう危険性も高まることも知りました。
こうした情報を元によく犬の食事を観察すると、サラサラしたスープに多め粒が入ったスープごはんだと、食べるのにも以前と比べて時間がかかっています。
一言でいうと「食べにくそうだな」という感じです。
では、この食べにくさを解消するにはどうしたら良いのでしょうか?
このために、できる工夫のひとつに「とろみ」があります。
「そうだ、とろみをつけよう!」
高齢者の食事にとろみをつけることは、人間の介護の世界でもよく行われています。
そして老犬の健康管理でも、このとろみは活かせるため、私自身も早速やってみることにしました。
やり方は簡単。いつものスープごはんに「片栗粉」でとろみをつけるだけです。
本当にちょっとの工夫ですがとろみをつけただけで、我が家の黒ラブ:ぐりはごはんを食べるスピードが復活しました(つまり、食べやすくなった)。
そんな工夫をほどこした、実際の犬のごはんがこちらです。
動画に出てくる黒ラブぐりは、昨年12月に16歳半で天寿を全うしましたが、犬のごはん、老犬にごはんについて実に色々なことを教えてくれる犬でした。
ぐりのごはんを通して、老犬の食事のこと、生活のこと、多くを学ぶことができました。なのでいつまで経っても、ぐりは私の第一の相棒です。
ちなみに、とろみの「固さ」は犬の状態によって、どれがベストか?は様々です。その犬によって、どの程度とろみをつけてあげれば食べやすいのか?は、何度か作って、食べさせながら探っていってください。
水溶き不要の片栗粉?
なお、馬鈴薯王国・北海道在住の私は昔から馴染みのある「ホクレンの片栗粉」が好きで愛用しています。
今は水に溶かず、料理に直接加えるタイプの片栗粉が登場していて驚きです。
我が家にはまだ、11歳と8歳の犬たちがいるので、こうした便利な片栗粉はまだまだ需要があります。
老犬がご飯を食べにくそうにしている…という場合、手作りごはんでは一度、とろみをつける、を試してみてください。
ペットフードを食べている犬の場合も、レトルトタイプの水分が多く、とろみが付いている製品を検討してみましょう。
そしてもうひとつ出来る食事の工夫として「食器の高さ調整」があります。
これについては、次号の記事で引き続きお話ししていきます。

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