Office Guriの諸橋直子です。今日のテーマは「老犬の手作りごはん」です。老犬に手作りごはんを与えることについてメリットをお話ししていこうかと思います。
「老犬に手作りごはんってどうなの?」
>犬に合わせてアレンジが効くのでおすすめですよ
犬に手作りごはんを作ることには様々なメリットがありますが「老犬」は特に、手作りごはんから受けられる恩恵が大きいです。
なぜなら老犬期の体調は実に多様で、健康上のリクエストや注意点も犬によって違うからです。
例えば、顎や喉の筋肉が弱ってきた老犬には
「食事の形状」
から考えてアレンジが必要な場合があります。
わかりやすいのは流動食のような、顎の力が弱くても食べられるような食事ですが、そこまでではないが、食べにくそう、飲み込みにくそう、という場合は調理法を工夫したりその犬に合わせた「とろみ」付けで食べやすさが大きく改善します。
また老犬期には特に配慮してしっかり摂りたい栄養素もあります。たんぱく質はその代表で、特にタンパク質の「質」が大事になってきます。体の中でしっかりと、自分自身の筋肉やその他のパーツに変えやすいタンパク源であることが大切なんですね。
また、個別に動物病院で指導を受ける場合もあります。我が家の場合は
「低脂質、高タンパク、高繊維食を」
と言われています。
これは1匹、我が家にいる痩せ気味な犬のためのもの。体重を増やそうと、食事量を増やすと戻してしまう、胃腸の調子が悪くなるなどトラブルが出やすい犬(10歳)がいるのです。
血液検査の結果などを踏まえ
「脂質を控え、タンパク質を多めに、総摂取カロリーの20%程度、繊維で腸内細菌叢を変える」
という作戦になったのですが、これをもしペットフードだけでやろうとするとかなり大変です。
その点、手作りごはんであれば肉の種類(部位)と量を変え、野菜を多めにしてあげることで簡単に対応できます。
老犬の体調不良時も、手作りごはんは強い味方に
老犬になると季節の変わり目など、それまで全然平気だったちょっとした変化でも体調を崩すことがあります。
そんな時にも、手作りごはんは活躍します。
14歳の老犬:カンナが胃腸炎になった際、作ったごはんはこちらです。
お腹の調子が悪い時用の犬ごはん(その2)「魚のおかゆ」| 犬に手作りごはん
お腹の調子が悪い時用の犬ごはん(その2)「魚のおかゆ」| 犬に手作りごはん
低脂質の白身魚と合わせておかゆにすることで、胃腸炎のときでも消化がしやすく、老犬の胃腸にやさしいごはんになっています。
このときは薬が4種類くらいでており、薬を飲むためにどうしても何か少量お腹に入れる必要がありました。
ペットフードは健康な犬のためのものなので脂質が多く含まれており、我が家では犬の胃腸にトラブルがある際は避けるようにしています。
元気な時には便利なペットフードですが、体調不良の時には胃腸の負担になる場合もあります。
こんな風に老犬の体調不良時にも対応できるのが、手作りごはんのよいところですね。
「老犬のための手作りごはんオンライン学習講座」を準備中
というわけで、老犬のための手作りごはんを学べるオンライン学習講座を現在準備中です。
先日行ったアンケート結果を参考に、カリキュラムを組んでいく予定です。
老犬の手作りごはんについて学びたい、健康をサポートするレシピを知りたい、という方はぜひ楽しみにお待ちくださいね。
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