Office Guriの諸橋直子です。老犬ごはん「あんかけ砂肝ごはん」を動画にして公開しました!高タンパク、低脂質でヘルシーな砂肝は老犬のごはんにぴったりです。価格も手頃なので、興味のある方はぜひ作ってみてください。
老犬の食事で毎回意識しているのが「食べやすさ」です。というわけで今回は「食べやすさ=とろみ」についてお話ししていこうと思います。
老犬は舌や飲み込む力が弱くなる → どう対応する?
犬も年を取ると舌や喉の筋肉が衰え、食事の食べ方や飲み込みに変化が出てきます。
我が家の場合は手作り、ペットフード併用ですが
「あ!飲み込む力が衰えている!!」
を実感したのは、小粒のペットフードを食べさせたときでした。
たまたまいつもと違う小粒のフードを家族が買ってきて、それを食べさせたところ盛大にむせたのです。
あまりに大きな音でむせたので最初は何が起きたかわからなかったのですが、小粒のフードを勢いよく口に掻き込んだ際、何粒かが喉に詰まったようなのです。
幸い水を飲んでことなきを得ましたが、若い頃には全く大丈夫だった小粒のフードが、そうかもうダメなのか、と衝撃を受けた事件となりました。
以来「飲み込み」というものを我が家ではことさら意識するようになりました。
老犬の食事に「とろみ」を活用しよう
人間の食事では「飲み込みやすい食事」というジャンルが確立されているので、そちらの情報を参考にしています。その中で「基本中の基本」と言えるのが「とろみ」です。
口の中でまとまりにくい食事、サラサラしたスープ状のメニューは、舌で食事を掬い取る力や飲み込む力が弱った老犬には非常に食べにくいもの。
犬の手作りごはんといえば、スープごはんのレシピも多いのです。その「スープ」がサラサラした食べにくい食事の代表というのもなんだか皮肉な話ですが、実際にはそうなのです。
ではどうしたら良いか?ですが、ここで「とろみ」の登場となります。「片栗粉」は「とろみ」の材料として最もポピュラーです。我が家の場合も「片栗粉」を良く利用しています。
今回の動画でも、スープごはんに「とろみ」をつけて食べさせています。
ちなみに「片栗粉」以外だと、ゼリーもおすすめです。肉や野菜をゼリー寄せにして食べさせてあげるのもいいですね。
人間の場合だとゼラチンは体温で溶けるため、口の中でもすぐに溶け始め飲み込む力が弱い人は要注意とされています。しかしながら、犬は基本、あまり味わうことはせず、口に入れたらほぼ丸呑みなので、そこまで心配しなくても大丈夫です。
ゼリーはこれからの季節、気温が上がり暑さで食欲がなくなる犬でも冷たくさっぱり食べられます。
犬の食事はいろいろバリエーションを知っておくと食べない、食べにくそうといったトラブル時に対応しやすくなります。なので、こういう調理法もある!と頭の片隅に置いておいていただけると嬉しいです。
それではまた。
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