Office Guriの諸橋直子です。
猛暑が続き、日中の散歩は犬たちにとっても厳しい毎日が続きました。Office Guriのある北海道は少しずつ涼しくなってきたため、昼間の散歩を再開です。犬たちに優しい午前中、気温の低いうちに木陰の多い森の散歩道をチョイスします。
特に老犬は暑さによる体調不良になりやすいため、下記は散歩の時間帯を慎重に選ぶ必要があります。
というわけで、今回のテーマは「老犬の散歩」です。
老犬は体調を見ながら、散歩スタイルを変えていこう
Office Guriでは現在、新しいオンライン学習講座
「老犬の食事と健康」
を準備中で、まもなく募集を開始できる予定です。
その中で「老犬の散歩をどうする?」というテーマを取り上げています。
犬も年を取ると、歩きがゆったりとなったり、長い距離を歩けなったりといった変化が出てきます。
もちろんこれは老化現象のひとつで、自然なことです。しかし中には「病気が原因で歩くのが億劫になっている」場合があるので注意が必要です。
どういう場合に病気を疑うべきか?については講座内で取り上げているので
「老犬の病気の予兆について、しっかり知っておきたい!」
という方は、ぜひ受講してくださいね。
さて病気が関わる場合も考慮した上で、ここからは
「病気ではなく、自然の老化現象で散歩がゆったりになったり、距離が歩けなくなった場合どうしたらいいか?」
について、考えていきたいと思います。
老犬の体の負担を減らしつつ、無理のない範囲で運動量をキープしよう
老犬になって歩く距離が短くなった、以前ほど歩けなくなった…。
そんな場合でも「散歩は行きたい、好き!」という犬は多いです。
また年々減少する老犬の「筋肉」をできるだけキープするためにも、運動は欠かせません。
ではどうしたら良いのでしょうか?
老犬との暮らしがはじめてで、老犬の健康管理は初心者!という方は
「散歩中のおやつ休憩」
が、すぐに取り組めるのでおすすめです。
おやつ休憩は、老犬になぜいいの?
ゆったり歩いてもすぐに疲れてしまう老犬。
それであれば、ちょっと疲れたかな?または、そろそろ疲れが出るかも?というタイミングで休憩を挟みましょう。
ものすごく疲れてしまった!というレベルになる前に休憩を挟むことで、疲れが早く回復します。
これは、ジョギング初心者の方のトレーニングなどでも使われている方法です。走っていて少し疲れたな、と思ったら、歩く、または休憩することで、トータルでは長距離を走れます。
同じように、老犬も本格的に疲れる前に、休ませるのがポイントです。そして、エネルギー源となる糖質が多めのおやつを少量与えます。
おすすめは犬用ビスケット。
糖質は食べてすぐエネルギーに変換されるので、疲労回復に役立ちます。
登山のときに、羊羹やキャラメルを携行するのと一緒です。登山で消費されるカロリーを補い、スタミナ切れを未然に予防するための食べ物で、行動食と呼ばれるものです。
老犬の散歩は登山ほどハードではありませんが、適度に糖質を補うことで途中でバテてしまうのを防ぎます。
私は昨年亡くなった16歳半の黒ラブぐりと散歩する際、犬にはビスケット、自分はチョコレートとコーヒーを持参していました。
ぐりが疲れるちょっと前のタイミングで、公園のベンチで一緒に休みます。
ぐりはビスケットと水を、私はステンレスボトルに入った温かいコーヒーとチョコレートを。
この散歩休憩が楽しくて、特に秋は気候もよく、森の散歩では紅葉が綺麗で最高でした。
休憩を挟むことで、16歳老犬でも程々の距離を歩けます。道のあちこちの匂いをかいだり、野生動物の形跡を追ったりなど散歩をゆったりと楽しめました。
老犬と過ごすことで、飼い主である私自身の生活時間もゆっくりになりました。周りのあるものや、犬と一緒におやつを食べながら、景色を楽しむ余裕を持てるようになりました。
これは老犬との暮らしならでは、だと思っています。
そんなわけで、やっぱり老犬はいいぞ、という言葉で今回の記事は締めくくります。
皆さんも、楽しい老犬ライフを!
それでは、また。老犬の食事と健康講座は、近日募集開始のお知らせをできる予定です。
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