Office Guriの諸橋直子です。今回は「秋は犬も乾燥対策」をテーマにお届けします。
夏が終わってほっとしたのも束の間、今度は風邪やインフルエンザが流行する季節がやってきました。空気の乾燥する秋は犬の体調不良も増える季節です。
自宅でできる対策方法を知り、犬を乾燥から守りましょう。
秋になると痰の絡む咳をする老犬が増えますよね、というお話
我が家には一時3頭のラブラドールが住んでいました。1頭は16歳半で天寿をまっとうしましたが、その犬が秋冬になると、よく痰の絡んだ咳をしていました。
心配になって病院へ連れて行くと
「歳ですねえ…」
といわれて、特に治療などは行われません。結局、乾燥する季節が終わると自然に治るというの繰り返していました。
さてその犬が逝き、現在2頭の犬たちが我が家で暮らしています。そのうちの1頭で年上の方が、やはり最近痰の絡む咳をするようになりました。
もうこれは秋冬の老犬のお約束、と思い様子を見守っています。
ちなみに「咳」にはいろいろな種類があり原因も様々なので、犬が咳をしはじめたらまずは動物病院に行ってください。
病気が原因なのか、空気の乾燥などによる一時的なものなのか?は病院で診てもらわない限り判別できません。なのでまずはきちんと動物病院を受診>特に治療の必要はない季節的なものですね、と判別されたら、そこではじめて
「じゃあ家でできる対策を」
と、なります。
そこで今回から数回に分けて、「家電を利用した乾燥対策」と「薬膳」の視点で考える手作りごはんからの対策をご紹介していきます。
加湿器と温湿度計を使いこなそう
我が家では老犬だけでなく、人間の健康管理を兼ねて温湿度計を利用しています。
これは秋冬だけでなく、夏にも活躍します。
今年はエアコンを入れるタイミングや湿度の管理を湿度計を見ながら決めていました。
自分の湿度感覚と、犬たちにとって快適な湿度は違うこともあります。そのため数字を参考にすることで、犬たちのために適切な温湿度管理を行うことができました。
秋冬も同様です。
秋冬は室内の湿度を40~60%程度に保つのが良いとされています。湿度が下がってきたな、と感じたら加湿器を使うのがおすすめです。
温湿度計は安定のクオリティ:タニタさんがおすすめです。
「うるおい指数」も参考にしてみよう
日本気象協会のWEBサイトtenki.jp では気温や湿度データをもとに、冬の肌荒れに対して注意を呼びかける「うるおい指数」を公表しています。
「うるおい指数」https://tenki.jp/indexes/skin_dried/
肌対策とうたわれていますが、乾燥に対する注意喚起なので犬たちや私たちの健康管理にも活用できます。
こうした数値も参考に今日は加湿器を使おうか、とか、犬たちにしっかり水分を摂らせて乾燥を防ごうなど対策を行うのがおすすめです。
ぜひ参考にしてください。
次号は引き続き
「薬膳の視点で考える、犬の体を潤すごはん」
をテーマにお届け予定です。興味のある方は楽しみにお待ちくださいね。
それでは、また!