犬の管理栄養士、諸橋直子です。
さて全国的に猛暑日は続きますが、晩夏の野菜がちらほら出はじめています。その中でも時筆すべきは「カボチャ」。
黄色い実の部分と鮮やかな緑の皮のコントラストが何とも美味しそうなカボチャは、ビタミンEやβ-カロテンなどの「抗酸化物質」を豊富に含む野菜です。
ホクホクとして甘みがあり、食物繊維も豊富で犬が好む味である上に、身体にも嬉しい栄養素がたっぷりと含まれています。
というわけで、今回は手作りごはん+トッピングにおすすめの野菜、
- カボチャ
に焦点を当てて、ご紹介していこうと思います。
カボチャは「ビタミンE」を手軽に摂取できる優秀野菜!
個人的にカボチャが大好きです。なのでここ最近は小ぶりのカボチャを買ってきて、丸ごとレンチンしています。
カボチャは生のままだと固くてカットに苦労しますが、レンチンすると柔らかくなり切りやすくなります。
これが小ぶりのカボチャだと、レンジだけで丸ごと火が通ります。我が家ではこのように加熱したカボチャをカットし種を除いてマヨネーズと和え、サラダにして食べています。
犬たちもカボチャが大好きで、レンチンカボチャが出来上がると台所に「分け前をよこせ」と並ぶので犬たちの取り分を食べさせます。
品種にもよりますが、ホクホクだったりねっとりだったりの上に強い甘みがあるカボチャは犬たちお気に入りのおやつです。
そのため、カロリーオーバーにならない程度に食べてもらっている次第です。
ところでカボチャで特筆すべき栄養素に
「ビタミンE」
があることを、ここで強調しておきたいと思います。
ビタミンEは強い抗酸化作用を持ち、身体を活性酸素の害から守る効果が期待できます。
ただこのビタミンE、多く含まれる食品を見てみると
- アーモンド
- ピーナッツ
といったナッツ類に多く、犬の手作りごはん食材としてはちょっと…と、利用しないものが多く挙げられます。
そんな中カボチャはビタミンEを多く含みながら犬が好む味で、手作りごはんやおやつの食材として適しています。
そのためカボチャが出回るシーズンには、ぜひ積極的に取り入れていただきたい食材のひとつです。
ビタミンEのより詳しい解説はこちらを参考にしてください。
カボチャをどう犬に食べさせる?「レンチンカボチャを手軽におやつとして!」
さて栄養豊富で犬の健康上、メリットも多いカボチャ。どのように犬に食べさせたら良いのでしょうか?
お手軽にまずはおやつとして!という場合は
- レンチンカボチャ
が、おすすめです。
文字通りカボチャをレンチンして加熱するだけ。あとは犬が食べやすい大きさにカットして、与えるだけです。
ちなみにおやつとして与える際、適切なカロリーは1日に必要なエネルギーの10%以内に収めるのが理想です。
犬の体重からおおよその必要エネルギー数を計算できるアプリが無料で利用できるので、気になる方はぜひ一度、犬が1日に必要とするカロリーを計算してみてください。
犬のカロリー量計算(UGpet.com)
https://www.ugpet.com/guide/dog/food/ingredient/calorie/calc
カボチャのカロリーは茹でた状態100gあたり93kcalです。でもいちいち量るのが面倒…という場合が「グラムのわかる写真館」さんが写真とグラム数を紹介してくれています。ぜひ参考にしてみてください(とてもわかりやすい)。
かぼちゃのカロリー(簡単!栄養andカロリー計算)
https://www.eiyoukeisan.com/calorie/gramphoto/yasai/kabotya.html
犬の手作りごはんレシピとして、「かぼちゃと豚肉の炒め煮」を動画で公開しています。気になる方はぜひ参考にしてみてください。
それでは、また。
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