いつもと違って、ひと手間かけて美味しい犬の食事を作りたい!という場合、おすすめなのが「牛スネ肉の煮込み」です。
「牛スネ肉」は硬さがあるので扱いが難しいのでは?と躊躇されることが多いですが、少しだけ時間と手間をかければ大丈夫。
今回は、「牛スネ煮」を作りながら「牛スープ」をとる第一ステップ。「牛スネ煮」に大根を炊き合わせて「牛スネ肉と大根の煮込み」を作る第二ステップ。
この2つをまとめて紹介します。
スープは、犬が食欲がない時にあると重宝します。美味しい肉や野菜のエキスが溶け出したスープを飲むことで、調子が今ひとつな時でも栄養を摂ることができます。水分補給にもなるのでいいですね。
牛スネ煮とスープ
材料:
- 牛スネ肉:300g
- セロリ:1/3本
- ニンジン:1/2本
- 昆布:10cm四方程度を1枚
- 水:800cc
作り方
材料を食べやすい大きさに刻んで鍋に入れます。
今回は圧力鍋仕様につき、昆布は事前に戻しません。昆布に吹いている白い粉も旨味成分ですので、ふき取ったりせずにそのまま使用します。
普通の鍋を使用する場合は、材料の水800ccに1時間ほど浸けておき、戻し汁ごと使います。
鍋を火にかけて高圧で30分加圧。圧力鍋でない場合は、1時間半ほどコトコト煮てください。
加圧30分後、フタを開けたところです。
圧力鍋だと牛スネ肉も短時間で柔らかくなり、スープには牛スネ肉特有の旨味とコクがしっかり滲み出ています。昆布もちゃんと戻っています。
スープ全体をザルで濾して、スープのみを保存する場合は容器に入れ、冷蔵庫で2〜3日以内に消費します。
冷凍も可能で、その場合は2週間程度であれば美味しく飲めます。
こちらはスープを取った後の具材。
スネ肉はしっかりトロトロ。ニンジンとセロリはそのまま犬のご飯のトッピングとしても使えます。
大根とスネ肉を炊き合わせる
今回はこのスネ肉に、大根を炊き合わせてもう1品作ります。
食べやすい大きさにした牛スネ肉と大根を一緒に鍋に入れます。その上に、被る程度の水を加えて圧力鍋で加圧3分。後は自然放置します。
普通の鍋の場合は、大根が透き通るまで煮ます。
最後に煮汁に水溶き片栗粉を加え、とろみをつけて完成です。
とろみをつけるとあんかけ状になり、ご飯の上に乗せた時に犬が食べやすくなります。
飾りにクコの実を数粒散らしてみました。
犬が実際に食べている様子を動画で
犬たちも喜んで食べます。
毎日の食事は、さっと作れて手軽なものが良いです。
一方で、休日やちょっとひと手間かけたいな、というときは今回のような「煮込み料理」がおすすめです。
じっくり煮ることで、美味しいスープを煮出す。
スープは体が弱っている時、食欲がない時、病気の回復期などに活躍する、犬の食事のお助けアイテムです。
煮込みは「時間」はかかりますが、難しい技術はいりません。なので、時間がある時、ちょっと特別なことがしたいな、という気分の時にどうぞ。