こんにちは、Office Guriの諸橋直子です。久々に「犬の手作りごはん動画」を公開しました。カツオを使った、材料を混ぜるだけのお手軽レシピです。ぜひご覧くださいね。
やっぱり魚って美味しい!
最近、魚が美味しいです。そんな飼い主の影響で、犬たちの手作りごはんにも魚の登場する回数が増えました。
メルマガでも時々ご紹介していますが、我が家の犬たちは魚が大好き。せっかく海に囲まれた日本に住んでいるのです。旬のいろいろな魚はもちろんですが、最近は冷凍魚も取りれて、世界各国の魚も食べている我が家の犬たち。
個人の感想ですが、魚は老犬に向いた食材だと感じます。
魚の油は肉ほど量が多くない、重くない。
若い頃と比べると、今年16歳になる我が家の老犬は『脂身』に対する許容量が下がってきている感じです。脂身が多いと翌日下痢につながりやすい。一方で、油脂も健康維持には大切な栄養素ですから、適度に摂らせたくはある。
そうなると、選択肢としては赤みが多く脂肪分が少ない部位の肉、または魚。
魚もほどほどに脂が乗っていますが、大トロを食べさせるのでもない限りあっさり目のものが多い。
我が家でよく使うのは、鮭、タラ、サクラマス、サバ、など「あっさりめか、ほどよく脂の乗った魚」が中心です。そんな中、最近良く使っているのが『カツオ』です。
犬に、カツオはいいぞ。
カツオの栄養学的なメリットについては下記の記事に書きましたので、気になる方は是非参考に。
ここでは、冷凍カツオが入手しやすくお手頃なのでおすすめですよ、という話を書いていきます。
冷凍カツオのメリット3つ
- 価格が手頃
- 長期保存が可能
- 冷凍だと危険な寄生虫も死ぬ
【1】価格が手頃
私は自称「冷凍カツオハンター」です。スーパーに行くと必ず、冷凍カツオの有無をチェック。価格変動も確認しています。
観察していると、冷凍カツオとおなじく冷凍マグロ(びんちょうマグロ)、サーモンは同じものでも結構価格に動きがあります。
我が家の近所の場合、カツオは100gあたり145円~250円程度で推移しています。ちなみに145円というのは真空パックの冷凍カツオでセール時のもの。250円は、おそらく冷凍ものを解凍し、お刺身トレーに乗せるという加工をされたちょっと小綺麗なもの。
我が家は断然、真空パック派です。
カツオは人も犬も大好きで、たくさん食べます。
なので真空パックでゴロゴロ買って、冷凍保存。食べるときは半日ほど出しておき、自然解凍します。食材は鮮度や栄養素も大切ですが、日々のことなので『手頃感』もとても大切。
【2】長期保存が可能
2つ目のメリットは『真空パックの冷凍』であれば「長期保存が可能」という点。
とはいえ、我が家では買ってくる側から解凍して食べてしまうのですが。それでもまとめ買いをして、冷凍庫にどかどか!っとストックしておくと安心。
買い物に行かなくても、冷凍庫にあるカツオで今日の晩ごはんいける!という安心感は何にも代えがたいです。何より、真空パックは空気が遮断してあるので酸化しにくい。劣化を防ぐという点では、とても優れた加工方法なのです。
【3】冷凍だと寄生虫も死ぬ
ところで冒頭でご紹介した動画を公開した際に、長いおつきあいであるウェリナママさんからTwitter上でこんなリプをいただきました。
シンプルイズベスト!!
質問があります!
カツオは半生ですが
虫の心配はありませんか?
生のカツオ(藁焼き)を食べさせたいと思いつつも、虫が怖くて
なかなかチャレンジできていません
あ、そうか、動画だと使ってるカツオが冷凍ものだってわからないですよね、ということで以下のようにお返事。
カツオは半生ですが、
冷凍品を解凍したものを利用しています( ´∀`)
私も寄生虫は怖いので、
お刺身やたたきはもっぱらアニキサスがしっかり死ぬ冷凍物を活用していますよ。
https://t.co/UiGfq1nW1r?amp=1
そうしたら、このようにお返事いただきました。
おおーーっ!!
なるほど!冷凍カツオを!
一つ学びました!!
ありがとうございます!!
はい、私も寄生虫は怖いです。実際にいつも担当してもらってる美容師さんの家族が、アニキサスで救急病院行った話を聞いたときは実に恐ろしかったです。なので我が家では、お刺身は基本、冷凍ものを解凍して食べています。
現在は冷凍加工の技術が高レベルなので、冷凍ものだから味が落ちる、ということもありません。
ちなみに地元産の鮭やタラを生で買ってくると、かなりの高確率でアニキサスが寄生しています。個人的にはこの、細い虫がくるっと丸まっているのを見るのは嫌いではなく、みつけたら魚用骨抜きで取って捨てています。
アニキサス自体は、焼いたり、煮たり、冷凍されてしまえば基本無害なものです。あれは、胃の粘膜に生きた虫が潜り込もうとして激痛が走るのが怖いのです。
肉や魚を生で食べることにはそれなりの危険が伴うよ、という話。
基本的に、肉や魚を生で食べることにはそれなりの危険が伴います。
危険の種類と度合いは、肉や魚の種類によって違います。生で良いとされるものでも、調理法によってはだめな場合もある。この辺は結構フクザツです。
新鮮であれば大丈夫、という問題ではなく、いくら新鮮でも寄生虫や病原体に汚染されているものはされています。
毎年、結構な数の方が、ジビエ(野生鳥獣の肉)を加熱不十分のまま食べて感染症にかかっています。なので厚生労働省が「生で食べないで!」と注意喚起をしているほど。
ジビエ(野生鳥獣の肉)はよく加熱して食べましょう | 厚生労働省
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000032628.html
ジビエに限らず、生肉や生魚には程度の差はあれ、必ずリスクが伴います。興味のある方は、以下の情報もぜひ参考にしてみてください。
鶏肉:
カンピロバクター食中毒予防について(Q&A) | 厚生労働省
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000126281.html
豚肉:
豚のお肉や内臓を生食するのは、やめましょう | 厚生労働省
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/shokuhin/syouhisya/121004/
魚:
アニサキスによる食中毒を予防しましょう | 厚生労働省
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000042953.html
それでは、また。