犬の手作りごはん

夏の不調を乗り切る犬のごはん(3)| 熱中症対策。犬も夏野菜で水分補給を!

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Office Guriの諸橋直子です。

暑い毎日が続きますね。犬たちの体調管理にも気を遣う季節です。我が家では散歩は夜、日中は家の中で涼しく過ごす、を徹底しています。水分補給も忘れずに。

さて今回も「暑い季節を元気に乗り切る、犬の手作りごはん」をテーマにお届けします。

●今回のシリーズ過去記事はこちら:
夏の不調を乗り切る犬のごはん(1) | 夏の不調はなぜ起こる?
https://www.officeguri.com/summer-health2023/

夏の不調を乗り切る犬のごはん(2)| だるさ防止にビタミンB群を意識しよう
https://www.officeguri.com/summer-health2023-2/

夏の犬の健康管理に大事なポイントは以下の2つです。

  1. ビタミンB群を意識しよう
  2. 夏野菜で水分補給

【1】ビタミンB群を意識しよう

については前回の記事で解説したので、今回は

【2】夏野菜で水分補給

について、お話ししていきます。

【2】夏野菜で水分補給!きゅうり、トマト、果物ではスイカもおすすめ!

喉が渇く前に水分補給を」は現在、かなり一般的な常識として知られるようになりました。

理由は「喉が渇いたな」と感じ始めるタイミングだと、すでに脱水症状が始まっている場合があるからです。特に夏の暑い時期、気温がとても高い日には要注意。

一方、犬に

「喉が渇く前に飲め!さあ飲め!」

と水を勧めても、ぽかんとされるか「何言ってんの?」と冷めた目で見られるのがオチです。

そこで活用したいのが「夏野菜」

  1. きゅうり
  2. トマト

といった夏野菜は、水分が豊富です。

犬に「きゅうり」はあげていいの?【初心者向け】
犬の手作りごはんにおすすめ野菜「トマト」の解説【初心者向け】

きゅうりは水分が97%、トマトも90%と水分量が高め。特にきゅうりはほぼ「水を食べる」ような野菜です。

そのため「水は喉が渇かないと飲まないけれど、きゅうりならおやつに喜んで食べる」という場合、水分補給にぜひ食べさせてみてください。

またきゅうりやトマトは「カリウム」が豊富です。カリウムは排尿を促し、体のむくみを予防する成分として知られます。

カリウム | 犬の手作りごはん栄養学

むくみ防止ももちろん大きなメリットですが、排尿を促すことでおしっこと一緒に体の熱も逃すことになり、体温調整にも一役買ってくれます。

スイカもカリウムを多く含み、90%が水分の「水を食べる果物」です。程よく糖質も含むため、エネルギー補給にも向いています。

ただし、きゅうり、トマト、スイカのように「カリウム」を多く含む食べ物は慢性の腎臓病など腎臓を患っている場合は禁忌です。

腎機能が低下した状態で多くのカリウムを摂取することは悪影響となります。病気で治療中の場合、食事内容は担当獣医師の指示に従ってください。

夏の犬の健康管理、食事や環境を整えて乗り切ろう

というわけで、食事から考える夏の犬の健康管理についてシリーズで解説してきました。

最後に「環境から見る健康管理」についてお話しして締めくくろうと思います。

犬がいるご家庭、特に老犬がいるお宅には

温湿度計

の利用を強くおすすめします。

我が家は安定のクオリティ、タニタさんの製品を愛用中。


ホームセンターで気軽に買えます。

我が家ではこの温湿度計を犬たちがいるリビングに置いています。気温が低くても湿度が高く、むわっとする日もあれば気温は高いけれど、湿度が低く快適、という日もあります。

我が家は北海道なので、他の地域と比べるとまだ涼しい方なのだと思います。それでもエアコンをどのタイミングで入れるか、湿度の調整をどうするか迷うこともあり、具体的に数字を見ながら判断できるのでとても便利です。

特に老犬は夏さや湿気の影響を受けやすいため、私たちが暑い、と感じるかなり手前で対応を始めるのが個人的には良いかな、と思ってそうしています。

便利なツールも活用して、暑い夏を乗り切っていきたいですね。

それでは、また!

この記事は犬の健康基礎情報を学ぶ「ぐり通信」のバックナンバーです。
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