Office Guriの諸橋直子です。今回も前回に引き続き「犬の食事の水分量」をテーマにお届けします。
これまでの記事でおさらいをしたい方はこちら。
前回は手作りごはんに含まれる水分量について考えてみました。手作りごはんは「水を食べるごはん」といえるほど水分含有量の多い食事でした。
ではドライフードが主食の犬の場合、どのような工夫で水分摂取量を増やせるのでしょうか?
これについて今日は考えてみたいと思います。
ドライフードがメインの食事の犬は「スープ」がおすすめ。
喉が渇いていない状態の犬に「水を飲め!」といっても
なかなか飲んでもらえません。
そのため、
- 犬が飲みたくなるような水分を提供する
- 食事と一緒に無理なく水分を摂取できるようにする
といった工夫が飼い主に要求されます。
では具体的にどうしたらいいのでしょうか?
この2つを同時に満たせるのが「スープ」です。
犬用のスープを作り(作り方はメルマガ後半で紹介)、
- そのまま犬に飲ませる(間食として)
- ドライフードにかけて一緒に食べてもらう
という二種類の方法で犬に提供します。
このやり方であれば、無理なく犬に水分をたっぷりと摂ってもらえます。
では「犬用スープ」はどのように作ればいいのでしょうか?
初心者の方におすすめ、ブレンダーもミキサーも不要!「フレッシュトマトで作るトマトスープ」
我が家では犬たちが楽しめる、体に良い美味しいスープを色々と作ってきましたが、最近はこの
「フレッシュトマトで作るトマトスープ」
が大のお気に入りです。
元々人間用の「トマトソース」として作ったものでした。ですがスープとして飲んでも十分美味しく、むしろソースよりスープとしての用途の方が向いているのでは?というくらいだったので犬用にアレンジしました。
我が家の犬たちに飲んでもらったところ大変喜びがつがつ喰らいついたので、以来定番になっています。
以下、レシピです。
【材料】
生トマト(標準サイズ):4玉
オリーブオイル:大さじ1/2
(全量約200kcal)
【作り方】
- 生トマトをざく切りにする
- フライパンにオリーブオイルを熱し、トマトを炒める
- 蓋をして中火にし、10分ほど煮込む
- トマトをヘラで潰して完成!
本当に、たったこれだけです。
トマトの皮が気になる方は取り除いてもいいです。トマトは水分が多く、加熱すると簡単に木ベラで潰せてそのままスープになります。
我が家では少しトマトの果肉を残して食感も楽しめるようにしています。この辺は犬の好みに合わせてどうぞ。
これを犬の間食としてそのまま与えても良いですし、フードにかけてスープトッピングとして食べさせても良いです。
トマトの栄養はほとんどが水分です。中玉でだいたい35kcal程度です。スープ全量で約200kcal程度となりますが、結構な量ができます。
そのため1回に与える量を調整すればカロリーオーバーになる心配はありません。
さらにトマトにはビタミンA、ビタミンCが豊富なのはもちろん、抗酸化作用の高いビタミンEも含まれています。
水分摂取をしながら、こうした栄養素を無理なく補給できるのもトマトスープの良いところです。
興味のある方はぜひ、作ってみてください。