犬のダイエットに手作りごはんがおすすめです。この記事では手作りごはんが犬のダイエットに有利な理由を解説します。
犬のダイエットは「食事」のコントロールから
肥満に悩む犬は年々増加しています。
過度の肥満は犬の関節に負担をかけ、心臓病などの原因になるため注意が必要です。
犬の肥満の責任はおやつの与えすぎ、食事量が多すぎるなど、原因は100%飼い主にあります。おねだりをされて厳しく接することができず、ついあげてしまう、と言うのは本当の意味での愛情ではありません。
体重を減らすためには「カロリーコントロール」「運動」を併用する必要があります。
ただし、極端に体重が増加している場合、急激な運動は却って関節を傷める原因となります。
減量は「食事」が7割、「運動」3割。運動で消費できるカロリーはわずかです。運動は体を動かすことで血流が良くなり、筋肉が刺激されて代謝が上がるなど健康状態の向上に役立つことが主な効用です。
体重を減らしたければ、まず食事を変えることが必須です。
犬のダイエットが成功しない理由
肥満の犬が増える一方で、ダイエットの成功する犬は一部です。
理由は犬も食事を減らされるのは辛いからです。
多すぎた食事量を減らし、おやつも減らせば犬も不満を感じます。それが「おねだり」と言う行動となって現れますが、飼い主さんがこれに負けてしまうと、食事制限は失敗します。
多くの飼い主さんが「かわいそうだから」と言う理由でこのおねだりに負け、おやつをあげてしまうため犬は肥満から脱出できません。
そのことが将来的に、関節痛や腰痛、心臓病などの生活習慣病につながる可能性が非常に高いのですが、今目の前にある「犬がお腹をすかせている(ように見えるだけで、実際には食事量は十分足りている)」ことがかわいそうに思え、おやつを与えてしまう飼い主さんがとても多い。
長期の視点で考えれば、これは決して犬のためにならない行為です。真に愛情ある行為とは言えないため、この点をよく考える必要があります。
手作りごはんは犬に「満腹感」を与えられる
犬のおねだりは「食事のボリュームに満足できない」ことで起こります。
それであれば、食事で犬を満足させればいい。
手作りごはんは肉、野菜、ご飯など生鮮食品を材料として自宅で作る犬のためのご飯です。
ドライフードの水分量は、腐敗防止のため10%以下であることが一般的ですが、手作りごはんは約70〜80%が水分です。
そのため、同じ量を食べても手作りごはんの方が圧倒的に低カロリーです。
低カロリーでお腹いっぱい食べられる手作りご飯であれば、量をたっぷり食べられるため犬も満足します。おやつのおねだりが減り、ダイエットにも成功しやすくなります。
初心者は基本のおじやがおすすめ
犬のダイエットのために手作りごはんを検討中の方は、まずは基本のおじやがおすすめです。おじやは栄養バランスが良く、水分量も多いため、ダイエットには最適です。
犬のダイエットについては、こちらの記事もご参照ください。