アロマセラピー基礎知識

犬のための、冬のアロマテラピー(1)おすすめ精油編

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Office Guriの諸橋直子です。気温がどんどん下がってくる季節です。風邪の予防や体調管理に気をつけたいところです。というわけで、今回は「犬のための、冬のアロマテラピー」をテーマにお届けします。

参考までに、私はAEAJ(公益社団法人日本アロマ環境協会)認定 アロマテラピーインストラクターです。

この専門資格を取得し、犬と人間のアロマテラピーの違いおよび安全に利用する上での注意事項を講座などをお伝えする仕事をしています。

そのためWEB記事での記載は全て専門知識に基づいて執筆しています。

また犬へのアロマテラピーは安全に関する基本事項を学ぶことが大切で、そうした知識を得てはじめて愛犬の健康管理やストレス管理に活かせます。

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というわけで、冬におすすめの精油と活用方法についてお話ししてきます。

冬アロマ「空気スッキリ!」「体ポカポカ」をテーマに精油を選ぼう

アロマテラピーは植物の香りを嗅いで、心と体をリラックスさせるセルフケアです。

香りの元となるのは、植物が作り出す有機化合物です。それらが「嗅ぐ」ことを通して脳に働きかけ、ストレスを和らげり、気持ちを明るくするなど様々な効果が発揮します。

また植物自身が病原体から身を守るために生み出した物質の中には

・抗菌作用
・殺菌作用
・抗ウイルス作用

などを持つものもあります。

こうした作用を持つ成分をアロマを通して生活に取り込むことで、生活環境を清潔に保つのに役立てることができます。

ではこれらの前提を踏まえた上で、冬のアロマテラピーではどんな視点で精油を選べば良いのでしょうか?

おすすめのテーマは「空気スッキリ!」「体ポカポカ」の2つです。

それぞれについてみていきましょう。

抗菌作用や殺菌作用、加温作用のある精油を活用しよう

冬になると風邪が流行るのは、空気の乾燥と寒さが風邪の原因となるウイルスにとって好ましい環境だという指摘があります。

ウイルスにとって好環境なので、ウイルスが長く空気中に留まります。それを犬や人間が吸い込むことで、呼吸器のトラブルなどを起こしやすくなります。

冬に風邪が流行するもうひとつの要因として、気温の低下により私たちの喉や鼻の粘膜の防御力が下がることが挙げられます。

空気の通り道である喉や鼻はその表面が粘膜に覆われています。この粘膜は空気に含まれる様々な病原体が体内に侵入しないよう守る、防御壁の役割を担っています。ところが気温が下がると、こうした粘膜から分泌される抗ウイルス作用を持つ物質の分泌量が減ることが近年わかってきました。

こうした意味でも、やはり冬は暖かく過ごすことが大切だといえます。

基本の手洗いやマスク、できるだけ暖かく過ごすなどを意識すると、風邪に予防につながるということですね。

そうした健康管理の対策を十分した上でさらにアロマを活用すると、香りを楽しみながら風邪対策の強化になります。

では、具体的にどのような精油を選べば良いのでしょうか?

Office Guriのおすすめは以下の通りです。

抗菌、抗ウイルス作用が期待できる精油

・ティーツリー
・真正ラベンダー
・レモン(FCF)
・ベルガモット(FCF)
・ユーカリラディアータ

加温作用のある精油

・ユズ
・ジンジャー
・スイートマジョラム
・オレンジスイート

上記リストは、犬への使用を避けた方が良い精油を除外しています。

「レモンじゃなくて、レモン(FCF)??」

「ユーカリじゃなくて、ユーカリラディアータ?」

と初心者の方は疑問に思ったかもしれません。

これについては別記事で詳しく解説予定ですのでそちらを参考にしてください。

さて、これらの精油を日常生活の中で活用することで香りを楽しみながら、風邪防止に活かせますが「具体的にどういう風に使ったらいいの?」という方も多いと思います。

そこで次回の記事では、おすすめの使用方法について紹介していこうと思います。ぜひ楽しみにしていてください。

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