こんにちは。Office Guriの諸橋直子です。
今日は「胃腸の調子がいまいちの時にお勧めの薬膳粥」をご紹介したいと思います。
ジャガイモのお粥
消化器全般をいたわる食材を使った「ジャガイモのお粥」の作り方です。
材料
- 米:1/3カップ
- ジャガイモ:1個
- 水:4カップ
作り方
- 分量の米を洗って、水気を切って鍋に入れます。
- ジャガイモは皮を剥いて食べやすい大きさに切り、同じ鍋に加えます。
- 分量の水を注ぎ、中火にかけます。
- 沸騰したら弱火にして蓋をして1時間静かに炊きます。
蜂蜜プラスもおすすめ
ちなみに胃の調子が悪くて…というときは、少量の蜂蜜をこれに加えて食べるのもお勧めです。
材料の薬膳的解説
薬膳では食材ひとつ一つに薬効がある、と考えます。その解説。
ジャガイモ
- 五味:甘味
- 五性:平性
- 帰経:脾・胃・大腸
甘味というのは食べ物の「薬効」を表します。
「甘味」は胃腸などの消化器をいたわり、身体を滋養強壮する効果を持つとされています。
「帰経」というのは、その食物の持つ薬効が、体のどの部分に働くかけるか?ということを表します。
この場合は「脾・胃・大腸」ですから消化器全般とざっくり考えてください。
薬膳でいうところの「脾」というのは現代医学の「脾臓」とは異なります。
消化器および消化機能全般を表す言葉です。
ジャガイモは立派な薬膳食材。胃腸をいたわり元気づける薬効がある。
蜂蜜
- 五味:甘味
- 五性:平性
- 帰経:脾、肺、大腸
蜂蜜も薬膳的にみると、ジャガイモと共通点が多く滋養強壮に役立つ、消化機能全般を助けると言う働きを持ちます。
ちなみに蜂蜜の薬効は「肺」「大腸」にも働きかけるので乾燥で肺や喉を痛めて咳が止まらない時にも「蜂蜜湯を飲む」といった使い方がされます。
また、便が固いタイプの便秘で悩んでいるケースでは蜂蜜が腸をうるおし、乾燥タイプの便秘に効果的だとされやはり使用されるケースが多いですね。
良質の蜂蜜を選んで犬の食事に少量使う分にはカロリーオーバー等を気にしなくても大丈夫です。
蜂蜜は、犬の手作りおやつの材料として白砂糖の代わりにもよく使用されています。
まとめ
ジャガイモのお粥を覚えておくと、犬の胃腸の調子が悪い時に応用可能です。普通の食事に取り入れていただいても消化が良く、水分が豊富なのでお勧めです。
ジャガイモのビタミンCは加熱に強く壊れにくいことで有名ですから特に冬場は積極的に取り入れていきたいですね。
次号では寒さ対策にぴったりな「生姜のお粥」をご紹介します。