久しぶりに中国茶の話。お茶だって薬膳なのだ。

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連続更新ですー。
久しぶりに中国茶のお話。

 

今朝のお茶、水仙でしたー。

上海の茶城で買った、じいちゃんの代から武夷岩茶で
うちの畑は金賞取ってるぜ!っていう
孫世代の茶農家の兄ちゃんの家の「水仙」。

 

暑い夏の朝でしたが、温かいお茶を美味しくいただいた次第ですー。

 

今でこそ「お茶」は私たちが普通に飲んでますし、
ペットボトル飲料なんかにもなっていますが
古代中国では「お茶=薬」とされるほど、貴重なものでした。

 

『神農本草経』という書物があります。

 

『神農本草経』は365種の薬物を上品・中品・下品の三品に分類して記述しています。

 

上品は無毒で長期服用が可能な養命薬。
中品は毒にもなり得る養生薬。
下品は毒が強く長期服用が不可能な治病薬としているのですが…。

 

その中に、「神農嘗百草、日遇七十二毒、得荼而解之」という記載があります。

 

 

神農というのは、中国の伝説上の「農業」の神様ですが、
この神様が様々な植物の実や根、茎、葉などを食べ、
その効用を自ら人体実験しつつ(←!)調べていったという逸話があります。

 

そうやって調べた植物のデータをまとめた書物が「 神農本草経」というわけですが
「神農嘗百草、日遇七十二毒、得荼而解之」というのは
神農が百の草を自分で舐め、一日に72もの毒にあたったが、
これを茶で解毒した、と言う記載です。

 

 

…。

 

 

ちなみに薬膳の考え方では「お茶」も種類によって体どう働きかけるか?が違います。

 

「紅茶」のように発酵が進んだお茶は「体を温める作用(五性:温)」がありますし
逆に「緑茶」は「体の熱を冷ます作用(五性:涼)」があるとされています。

 

ちなみに緑茶は清明節直前(4月上旬)に摘んだ茶ほど甘みがあって最高級とされますが
そこから徐々に気温があがり、夏を迎える季節であることを考えると
夏の前に「緑茶」がシーズンを迎えるのは、
暑い季節に体内にこもった熱を冷ますのにちょうどよいですから
理にかなっているのかもしれませんね。

 

こんな風に、「お茶」ひとつとっても、
食べるものや飲み物には「体に働きかける作用がある」と考えるのが
東洋医学であり、薬膳です。

 

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 以上、東洋医学とお茶のお話でした。

 


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