本の記録

引き続き本の記録です。

24:この道を生きる、心臓外科ひとすじ

天野先生はかなり熱い男なので
個人的に興味があり、著作を購入するのはこれが2冊目です。

前回購入したのはこれ。

25:熱く生きる

天野先生の本を読み、
病気だけじゃなく、ちゃんと人をみよう、というお医者さんが
だんだん希少にはなってきているけれど「いる」ということに
感動して、ほっとした。

最近、お医者さんは人の顔も見ないし体にも触れない。

ただの薬を出す人、になっているケースが結構多い気がする。

そういうのがあまりに多いので「そういうものなのか？」と
自分の感覚がおかしくなってしまったのかと思った時期もあったが
そういうことに対し、真剣に怒っているお医者さんがいる！とびっくりしたものだ。

別に患者は医者に甘えたいわけじゃないし
優しくして、特別扱いしろ！というわけじゃない。

ただ、扱っているのが人間の体で
その体には精神が宿っている。

そう言う部分で、扱っているものがパンとか饅頭とは訳が違う。

そこのところをちゃんと分かっている人がいるな、と思うとほっとするよね。

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連続で、本の記録。

19・20:ダンス・ダンス・ダンス（上）（下）

：

20代の頃に読んでさっぱり分からなかった本を40代目前で再読したら
そのすごさが今更ながら分かった！

そして村上春樹さんというのは、世の中の人たちが漠然と抱えている
不安やもやもやしたものを描くのが本当に上手い。

こんなことは、とっくに世の中の多くの人が知ってると思うけど
私は今になってようやくわかった。

というのも、私も確かに20代の頃はそういうものを抱えていたと思うけれど
それがあまりにハードで不安な日々で
渦中にいすぎて、物語でそういう疲れた心を癒すとかそういう余裕すらなかったもんな！

今になって再読してみて
ようやく村上春樹さんの世界の「普遍性」とかスケールのでかさが
少しだけ理解できるようになった気がする。

だから多くの人に読まれるし、世界中で読まれているんだな、と
本当に今更ながら感動。

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Office Guriの諸橋直子です。
本の記録。

18:天国までの百マイル

20代の頃に読んだ本を買い直して再読。

主人公40歳をおじさんだなあ…と思って読んでいた20代。
そんな自分も今年で40歳だ。

40歳は実際に思っていたより全然おじさんでもおばさんでもないと言うのが実感だけど
初めて読んだ当初は、子供がいるとか会社を興してつぶしてしまうとか
そういうのはやっぱりうんと年上の大人の人がやるものだと思いこんでいた。

それが実際、今私の周りには
会社を興したり、独立してバリバリ稼ぎ世の中の役に立つ仕事をしている人たちが
たくさんいる。

それが特別なことではなく、わりあい普通のことになり
自分も会社員から独立して自営業者になり
自分で国民健康保険や税金を払い、国民年金まで払っている。

自分の人生がそういう方向にいくなんて！と当時は全く思っていなかったけれど
そういうことを「遠い話」と感じていた頃が何だか懐かしい。

そういう気持ちで再読した1冊になりました。

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