おはようございます。
Office Guriの諸橋直子です。
今日は、本の記録。
17:【すぐそこのたからもの】 [ よしもとばなな ]
昔からよしもとばななさんの日記が好きで
ばななさんが妊娠し、大変な出産を経て息子さんを育てている記録を
読むのが楽しみだった時期があります。
その後、自分も妊娠し、同じように男の子を生んで
必死になって育て、本などを読む余裕などもなくなり
本当に…野人か動物か…というひどい状態で
何とかその日その日を生きていた日々だった。
それがようやく終わり(…多分終わったと思う。いろいろなことが楽になったので)
息子もようやく持て余し気味のエネルギーを外で発散する年頃になったので
ふと思い返してこの本を読み返したくなった次第です。
読んで思ったのは、
私はこんな風に素敵な目で子供を見られないし
多分子供の大変度合いも違うんだろうなあ…と思いつつ
(これはどっちが大変だ!という意味合いではなく…。
子供は一人一人違うから、大変さの形も方向性も全く異なるということ)
この本を読むと昔から人類共通の
「どうか子供が無事大きくなりますように」
という願いや
「悪いものから子供を守ることができますように」
という根本的な祈りみたいなものを思い出すことができる。
私は自分が親になるとは全く想像しない人生を送ってきて
本当に突然、思った以上に突然に親になったようなところがある。
なので妊娠が分かった瞬間
「うわ!どうしよう!」
と思ったけれど、
(どうしようも何も、法的に結婚はしていて配偶者もいたし
その人の子供を妊娠したので何か問題があるわけでもなく、
傍から見ればただのおめでたにすぎないのだけれど)
でもその次の瞬間
「もう既にお腹に別の人が宿ってしまったし、
そうなった以上はとにかくしっかり腹の中で育てて
無事に外の世界に送り出さなければ」
と言う風に、頭の中がさっと切り替わったのにはびっくりした。
意外というか…まだこれからやりたい事もあるし
まさにそのスタートを切ろうとしているところだったのに!
と言う不満やがっかりした気持ち、
自分が自分以外の誰かの面倒を少なくとも今後20年は見るなんて!という
人生の段階が次に進むことへの恐怖みたいなものは
一瞬無かったとは言わないが、
わりあい短時間で消えて無くなった。
その後、ものすごい眠気や24時間二日酔い状態のつわりなどがやってきて
そういうことを考えている余裕が吹き飛んだというのも、もちろんある。
そして有無を言わさず
「妊娠中はとにかく無事にお腹の子を育てて産むことだけを考えろ」という
自分の中に備わった生物としてのシステムに
強制的に頭をガツンと殴られた状態になり
ひたすら冬眠する熊のように眠り続けるうちに
私は妊娠したという状態を受け入れ、段階を踏んで親になっていった。
いま振り返ると、そう言う感じがする。
その後、帝王切開で無事息子を出産し
その期間どうやって毎日生きていたか記憶が飛ぶほどの
ハードな子育て期間を経て
その息子も、今ではもう3歳。
結局、子供を産んで仕事も続け
今は母親であり個人事業主であり、妻であり、主婦でありといろいろやっているが
基本的な人格までは変わっていない。
これって子供がいたら無理なんでは?と思っていたことも
案外できている。
結局、子供を産んでそれまでこの世の中に存在していなかった人間が一人増えたが
私の生活やものの考え方、好きなことなどは大きく変わったりしなかった。
そういうことを、しみじみ振り返ることができるくらい
人生の時間がようやく少しずつ私のところに戻ってきたなあ、
まあまだ息子は手がかかって大変だし、これからもいろいろあるだろうけれど!と
そういう気持ちで読んだ本なので
記録に残しておく次第です。
*本の記録:
2:すぐそこのたからもの
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